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EF60 1〜129 (一般形) | |
EF60形は,山陽本線の電化により不足する貨物用機関車用として計画されました。従来のEF15形では若干能力が不足するため,EH10級の性能を持たせることになりました。先に設計されたED60をベースとし,これを6軸化して我が国では初めてB-B-Bの軸配置のF級電機が形成されました。EF60の試作機(1,2号機)は1960年に完成,両機は両端台車が異なっており,1号機は心皿受け方式,2号機はED60に使用した全側受方式台車DT106を一部改良したDT106Aを使用しています。試作車の外観上の特徴は,砂箱が内向きとなっている他,飾り帯が運転室側窓いっぱいまで伸びています。3号機以降では砂箱は外向きに,飾り帯は短くなりました。1〜14号機はクイル駆動方式を採用しており,ヘッドライトカバーが樽形,運転室側窓の前方が斜めに切れ上がって正面窓高さと引き違い窓となっています。15号機以降は駆動方式がツリカケに変更となっています。 ■試作機(第1次形):1,2 ■1次量産機(第2次形):3〜14 ■第3次形:15〜46 ■第4次形:47〜83 ■第5次形:84〜129 |
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EF60 19 | |
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No.156-17 1988年4月10日 EF60 19とEF65 1019 田端機関区 高崎のお座敷列車「やすらぎ」と合わせた塗色となった19号機。通称"メロンパン"。15号機以降の3次形は,14号機までと比べて正面手すり間隔が狭くなり,運転室側窓が前方に斜めに切れ上がっていた形状が正面窓高さと揃った形状に変更されています。また,駆動方式もクイル式からツリカケ式に,台車軸間も2500mmから2800mmになり,形式はDT115,DT116からDT115A,DT116Aに改められています。また,ヘッドライトの形態も樽形から写真のような台形に変更されました。 (2006/05/09再スキャン) |
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No.D200_070805-17 2007年8月5日 EF60 19+12系 9733レ 東北本線 上野 ようやく原色に戻った19号機。12系6両による「EL&SL奥利根号」の運用に充当されファンの注目を集めました。上の写真と比較すると,テールライトが外ばめ式に改造され,Hゴムも黒になっています…って細かいことは抜きにするから永く現役でいてほしいものです。 (2007/08/07追加) |
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No.D200_070805-27 2007年8月5日 EF60 19 高崎線 高崎 9733レの牽引をD51498にバトンタッチする19号機。 (2007/08/07追加) |
EF60 41 | |
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No.5-20 1983年6月26日 EF60 41 貨物 東海道本線 芦屋→西ノ宮 見事なワム80000編成を牽引する41号機。レンズは50mmです。 (2006/05/10追加) |
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No.24-4 1983年10月30日 EF60 41 貨物 東海道本線 芦屋→西ノ宮 車扱貨物列車を牽引する41号機。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 42 | |
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No.31-23 1984年1月29日 EF60 42 タキ 北方貨物線 宮原操付近 雪を付けて貨物線をゆく42号機。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 47 | |
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No.53-4 1984年5月13日 EF60 47 貨物 2080レ 東海道本線 芦屋→西ノ宮 5月,新緑の六甲を背に東海道を上る47号機牽引貨物列車。47号機以降の4次形では,運転室側窓が引き違い窓から前部Hゴム固定の窓へと変更になっています。 (2006/05/09再スキャン) |
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No.D2-100522-12 2010年5月22日 EF60 47 カットモデル 大宮総合車両ゼンター 2END側がぶどう色2号に塗色されて展示されています。隣はEF6313の軽井沢側のカットモデルです。 (翌日追加) |
EF60 54 | |
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No.64-27 1984年8月1日 EF60 54とDE10 153 浜松機関区 浜松区の撮影会に展示されたEF60です。この撮影会では暑い中,どのカマもパンタが上がっておらず,やる気が失せました。本線上をロクイチが下っていくのを見て,追っかけ体制をとり,早々に退去しました。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 55 | |
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No.84-28 1984年12月12日 EF60 55+ホキ2200 +タキ1900 東海道本線 大高→共和 関ヶ原でのロクイチ東サロの撮影の後,EF58160のシナ座を狙いにここにやってきました。関西では珍しいホキ2200で構成された貨物を55号機が牽引してきました。後ろ半分の淡緑のタキはセメントターミナル社のタキ1900で,これも阪神間では見慣れない車輌です。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 56 | |
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No.64-2 1984年8月1日 ED62 11とEF60 56 浜松機関区 ED6211と並んで公開展示された56号機。右後ろには75号機がいます。 |
EF60 62 | |
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No.64-30 1984年8月1日 EF60 62 浜松機関区 上の写真と同じく浜松機関区の撮影会で公開された62号機。下はピットです。 (2006/05/15追加) |
EF60 63 | |
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No.30-26 1984年1月14日 EF60 63 貨物 東海道本線 近江長岡→柏原 伊吹山を望む柏原のカーブをゆく63号機牽引貨物列車。かなりの長大編成です。 (2006/05/09再スキャン) |
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No.55-4 1984年6月13日 EF60 63 貨物 3826レ 東海道本線 茨木→摂津富田 上と同じ63号機です。ヘッドライトがシールドビーム2灯化されています。ブタ鼻と呼んでいました。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 64 | |
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No.34-25 1984年3月6日 EF60 64 貨物 東海道本線 芦屋→西ノ宮 64号機もシールドビーム2灯化改造を受けています。このあたりはその昔,松林であったそうで,名残の松が点在しています。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 68 | |
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No.59-14 1984年7月18日 EF60 68 貨物 東海道本線 高槻→山崎 百山踏切付近をゆく68号機牽引の貨物列車。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 70 | |
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No.65-16 1984年8月12日 EF60 70 貨物 東海道本線 芦屋→西ノ宮 緩行線の103系も懐かしく思えます。定点ですが,写真のようにまだら棒が立って写真撮影が難しくなってしまいました。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 73 | |
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山崎のカーブをゆく73号機牽引の貨物列車。ワムに交じって黄帯を巻いたセキ(セキ6000?)が2両入っています。 (2006/05/09再スキャン,2018/06/10再スキャン,ワイド化) ![]() |
No.7-38 1983年7月24日 EF60 73 貨物 東海道本線 高槻→山崎 |
EF60 76 | |
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No.9-29 1983年8月7日 EF60 76 貨物 東海道本線 真鶴←根府川 根府川駅を通過し,白糸川橋梁を渡る76号機牽引の貨物列車。この有名撮影地もその後風除けの柵ができて撮れなくなってしまいました。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 77 | |
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No.11-2 1983年8月8日 EF60 77+貨物 東海道本線 真鶴→根府川 根府川駅に進入する77号機牽引貨物列車。当時では珍しくヘッドライトを点灯しています。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 82 | |
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No.6-13 1983年7月14日 EF60 82+ワム 東海道本線 芦屋→西ノ宮 定点を通過する上り貨物列車。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 83 | |
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No.8-7 1983年7月27日 EF60 83+貨物 東海道本線 芦屋→西ノ宮 83号機牽引の貨物。ワラ1かな?黒い有蓋車が時代を感じさせます。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 85 EF60 84 | |
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No.115-27 1986年1月15日 EF60 85+EF60 84+コキ 阪和線 新家←長滝 85号機と84号機が重連を組むコンテナ列車。84号機以降の5次形は,形態上大きな変化があります。性能的にはそれまでのツリカケ車と同様ですが,ヘッドライトがシールドビーム化され,取り付け間隔が1.5mに広げられ遠方からの視認性向上が図られています。また,車体側面ではフィルター上部に採光窓を取り付けたスマートなものになり,EF60の特徴であった大きな側窓は消滅しています。このスタイルは言うまでもなくEF65一般形にそのまま継承されていきました。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 87 | |
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No.6-14 1983年7月13日 EF60 87+ワム 東海道本線 芦屋→西ノ宮 定点をゆく87号機牽引貨物列車。形式番号を見ないと,EF65だと思ってしまいます。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 90 | |
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No.59-23 1984年7月18日 EF60 90+ヨ+タキ+ヨ 東海道本線 高槻→山崎 百山をゆく90号機牽引タキ貨物。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 95 | |
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No.64-30 1984年8月1日 EF60 95とEF58 157 浜松機関区 EF6095の写真というよりはイゴナナのついでに写っているという感じです…。右にはEF6093,EF58157の後ろにはEF58165がいます。この日は猛暑の中,パンタが下がっていたこともあってきちんと1両ずつ形式写真を撮る元気がありませんでした。 (2006/05/15追加) |
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No.134-5 1986年8月6日 EF60 95 沼津機関区 上と同じ95号機ですが,なんとぶどう色に塗色変更されています。 (2006/09/24追加) |
EF60 109 | |
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No.100-9 1985年4月28日 EF60 109 米原機関区 ゴハチ撮影会に展示された109号機です。貨物機はヘッドマークを取り付けられないので,どうしても旅客ガマに比べると地味な存在です。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 115 | |
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No.66-23 1984年8月19日 EF60 115 東海道本線 米原 米原にてパンタを降ろして休む115号機。 (2006/05/09再スキャン) |
EF60 121 | |
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No.23-7 1983年9月18日 EF60 121+ワム80000 東海道本線 芦屋→西ノ宮 比較的きれいな状態の121号機がワムを牽引。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 123 | |
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No.D200_070916-21 2007年9月16日 EF60 123 両毛線 足利 駅前広場に展示されているEF60123。両エンドとも正面窓上の塗装が剥げて腐食しています。訪問日はキャブ内が開放されており見学しましたが余りの暑さにエアコンのなかった時代の機関士さんの苦労に想いをはせました。 (2007/09/17追加) |
EF60 126 | |
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No.22-33 1983年9月14日 EF60 126+貨物 東海道本線 摂津本山→芦屋 芦屋川付近の切り通しをゆく126号機牽引貨物列車。 (2006/05/08再スキャン) |
EF60 501〜514 (特急形) |
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EF60 501〜511号機は,EF60一般形のの第4次形(47〜83)グループの固定編成特急用として昭和38(1963)年度に製作されました。昭和39(1964)年度には512〜514号機が増備されましたが,EF60一般形の第5次形(84〜129)の仕様に準じているため,後に登場するEF65P(500番台)とそっくりな形状となっています。 ■第1次形:501〜511 ■第2次形:512〜514 |
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EF60 501 | |
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No.105-21 1985年8月24日 EF60 501とEF65 1001 吹田機関区 セントップと並んだEF60501号機です。 (2006/05/09再スキャン) |
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No.135-36 1986年10月10日 EF60 501 高崎第二機関区 特急塗色の501号機です。さすがにこの機関車が先頭の20系ブルトレを見た記憶はありません。撮影会にで「はやぶさ」ヘッドマークを取り付け決まっています。501号機の形態は,47〜83号機の一般形の第4次形と同等です。 (2006/05/09再スキャン) |
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No.439-8A 2005年6月12日 EF60 501 碓氷峠鉄道文化むら EF65 520やキハ20に囲まれて余生を過ごすEF60 501。 (2006/05/10追加) |
■参考文献 特集:国鉄の新形直流電機 鉄道ファン186 1976年10月号 交友社 |
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