キハ66系 |
キハ66系は国鉄が1974年から設計・製造した気動車で,筑豊・北九州地区の新幹線連絡輸送および輸送改善を目的に開発されました。キハ66系はキハ66+キハ67の2両ユニットで,1975年までに15本,全30両が製造されました。両形式とも全長21.3m,車幅2.9mで,急行形気動車同等の大型車体であり,正面貫通形・シールドビーム2灯式前照灯の上部配置,前照灯間の種別表示器,パノラミックウインドウなど,キハ58系後期型やキハ65形に類する形状ですが,踏切事故対策により運転台はさらに高い位置となり貫通扉の窓より運転台の窓が上がっています。この形態は後に開発されたキハ40系などでも採用されています。側面は,車体端部からやや中央寄りにの2箇所に幅1.3mの客用両開き扉を儲け,扉間の窓は座席2列に1組配置の2段式外ハメユニット窓を4組並べています。また,座席は転換クロスシートを備えています。エンジンには,キハ91系,キハ65形,キハ181系で採用された大出力のDML30HSHを搭載しています。
なお,当鉄道局ではキハ66系を近郊形に分類していますが,急行色であり,実際に筑豊本線の急行「はんだ」,日田彦山線・久大本線の急行「日田」でも運用されました。 |
形式 |
番号 |
製造年 |
主な仕様 |
キハ66 |
1-15 |
1974-1975 |
トイレあり,定員98名(ワンマン化改造後120名) |
キハ67 |
1-15 |
1974-1975 |
トイレなし,定員100名(ワンマン化改造後122名) |
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1983/3 篠栗線 |
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No.N8306-10
1983年3月11日
キハ66-14+キハ67-14+キハ58
篠栗線 吉塚 |
キハ66,67は1975年から直方気動車区に配置された新系列気動車で,筑豊本線,篠栗線などで活躍しました。両開きの客室用扉間に転換クロスシートを備えています。
(2008/04/30追加) |
2007年6月30日 ページ新設
2009年12月2日 イベント毎に並べ替え
2010年3月7日 系列毎に分離
2022年7月9日 写真ワイド化完了
2022年7月9日 解説,形式一覧表を追加
■ 参考文献
Wikipedia 国鉄キハ66系気動車
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