阪急電車

7300系

 7300系は7000系の京都線バージョンで,7000系より2年遅れて誕生しています。主電動機容量は150kW×4で,複巻電動機を使用し回生ブレーキを常用する界磁チョッパ制御方式であり,台車,空気ブレーキ装置とも同一ですが,車体は将来の全線共通仕様として,車体幅2800mmとして神戸高速以西への乗り入れを考慮し,連結面間距離18900mmとして堺筋線直通条件を充足しながらも,車体長は3300系より100mm長い18300mmとしています。7300Fと7301Fは鋼製車,7302F以降は全てアルミ車となり,約3.5tの軽量化が図られています。

2019/04
梅田に進入する嵐山直通快速特急。もともと7301Fの編成ですが,6+2両化に際して梅田方先頭車を電連付き密連装備の7321に交換しています。
(2019/06/10追加)
No.D700_190430-049
2019年4月30日
宝塚線
* 十三−梅田
7321F 6両
快速特急 嵐山行 さがの
嵐山に向け発車する7321F。
(2019/06/10追加)
No.D700_190430-061
2019年4月30日
宝塚線
* 十三−梅田
7321F 6両
快速特急 嵐山行 さがの
相当改造が入った7305Fです。
(2019/06/23追加)
No.D700_190430-159
2019年4月30日
宝塚線
* 十三−梅田
7305F 8両
普通 梅田行
No.D700_190430-165
2019年4月30日
宝塚線
* 十三−梅田
7305F 8両
普通 高槻市行



貫通扉の窓拡大は美観上最悪と思います。
(2019/06/23追加)
1984/06
No.55-21
1984年6月16日
正雀車庫
7405(7305F) 8両


1983(昭和58)年製造の7305Fです。編成は7305-7805-7855-7865-7875-7885-7905-7405です。となりの1300系も撮っておけばよかった・・・。
1984/04
No.50-31
1984年4月22日
宝塚線
* 十三−梅田
7401(7301F) 6両
急行 梅田行

写真の7301Fと7300Fは建造当初は6連で,7301-7801-7861-7871-7901-7401となっていました。その後,10連運転のため1985年に製造された7321,7881を組み込み編成を組み換えています。
No.43-25
1984年4月5日
宝塚線
* 梅田
7402(7302F) 8両
特急 河原町行

アルミ車両となった1982(昭和57)年製の7302Fです。当初の編成は7302-7802-7852-7862-7872-7882-7902-7402です。その後10両化のため,1985(昭和60)年に電気連結器付きの7322,7452が増備され,7302-7452=7322-7802-7852-7862-7872−7882−7902-7402と組み替えられています。
No.50-30
1984年4月22日
宝塚線
* 十三−梅田
7402(7302F) 8両
急行 河原町行

8両固定編成時代の7302Fです。お約束のドアカットシール付です。

*京都本線の起点は十三であり,梅田-十三間2.4kmは宝塚線の複々線扱いとなっています。

 2009年7月25日 ページ新設工事開始
 2009年8月22日 ページ公開
 2011年11月19日 形式毎にページ分離


■参考文献
 ・神戸大学鉄道研究会編 丙線 第30号 阪急電鉄特集 1984年11月発行
 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 328 1988年8月号
 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 332 1988年12月号
 ・阪急電鉄・諸河 久共著 日本の私鉄F 阪急 カラーブックス 保育社


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