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2000系・2021系 (能勢電鉄1500系) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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■2000系は1960年から製作された形式で,現在の阪急電車のスタイルを確立した形式で,戸袋窓のない両開き3扉,アルミ枠の付いたワンタッチで上げ下ろしできる一段下降窓,ゴールデンオリーブのアンゴラ山羊のモケット,薄茶色のマホガニー模様のアルミデコラ板の化粧板など当時としては斬新な新機軸が採用されています。また,磁気増幅器を用いた複巻電動機を制御し,回生ブレーキ,定速運転機能も備えています。2000系は1961年,栄光の第1回ローレル賞を受賞しています。 ■2021系は1500Vへの昇圧可能な複電圧仕様として1963年から製造されました。この系列から窓はフレームレスになり,ロック機構が変更になりました。昇圧対応で制御機器が複雑になったことから,1976年からT車化,冷房化改造が行われ,5000系や3000系など他形式に編入されています。
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例のノート記載の編成表です。76年頃。冷改編成は79年頃。2000の屋根上の□は昇圧時に撤去されたパンタの台です。2000系は前パンタを高々と上げた三宮方が「前」で梅田方は「後ろ」だと思っていました。冷改時にこの特徴が失われたのは残念でした。
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No.N8208-24A 1982年4-6月 西宮北口 2092F 8両 臨時急行 仁川行 神戸線梅田方面から急カーブの連絡線を通ってへ今津線仁川へ向かう2000系急行。仁川の阪神競馬開催日に運転。上の編成表のとおり,2092Fです。 |
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No.N8214-25 1983年1月4日 神戸線 夙川→芦屋川 2058F 8両 特急 新開地行 特急看板も誇らしげに神戸線を快走する2000系2058F。阪急の顔はこの2000系で確立されました。2050Fの妻面にはローレル賞のエンブレムが誇らしげに掲げられていました。 |
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No.N8208-16A 1982年4-6月 神戸線 西宮北口 2092F 8両 臨時急行 冷改時2100系から改番された2092先頭の臨時急行。梅田行き特急ホームからの発車するところです。編成は上の表の8連です。 |
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No.117-15 1986年1月26日 能勢電鉄 絹延橋 1500 4両 元阪急2000,2100系を改造した能勢電鉄1500系。写真のトップナンバーの編成は川西能勢口側から1500-1580-1530-1550の4両です。電幕化改造のため標識灯が外側にシフトしています。 |
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2009年7月25日 ページ作成開始 2009年8月15日 ページ公開 2009年11月28日 編成表作成 2011年11月19日 形式毎ページ分離 ■参考文献 ・神戸大学鉄道研究会編 丙線 第30号 阪急電鉄特集 1984年11月発行 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 328 1988年8月号 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 332 1988年12月号 ・阪急電鉄・諸河 久共著 日本の私鉄F 阪急 カラーブックス 保育社 ・阪急電鉄開業100周年記念HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010 阪急コミュニケーションズ |
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