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12系客車
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 12系は国鉄が大阪万博輸送を念頭に臨時列車,団体列車を含めた波動輸送車両として開発した急行形座席客車で,1969年から1978年にかけ603両が製造されました。急行形電車の設計を基本的に踏襲し,車体幅を拡大して2.9m級としました。また車体長も全長21.3mに拡大し座席間隔を従来より広げています。塗色は20系より明るい青20号をにクリーム10号の細い帯を側窓下と裾に2本巻いています。台車は空気バネのTR217系,ブレーキはCL形応荷重機構付自動ブレーキ装置を搭載,110km/h運転を可能としています。またスハフ12の床下にディーゼルエンジン発電機を搭載し,編成全体の空調,照明等の電源を賄っています。一方,旧形客車,寝台車等との混結運転を想定し,蒸気暖房および電気暖房の引き通し線を装備しています。また12系は旧形客車の置換え用からお座敷列車や欧風客車まで幅広い用途で使われ多くの改造車が生まれています。
■ 新製車
番台区分 形式 番号 製造年 仕様
12系
基本番台
オハ12 1‐374 1969‐1978 編成中間に連結する普通席車
スハフ12 1‐90
101‐163
1969‐1978 ディーゼルエンジン発電機付きの普通席緩急車,発電容量は試作車(1‐8)で150kVA, 9‐90の量産車では180kVA,100番台車では210kVAとなり,燃料タンクも860Lから1500Lに増強
オハフ13 1‐76 1970‐1971 電源装置を搭載しない普通席緩急車
■ 主な改造車
名称・番台区分 形式 番号 種車 改造年 仕様
 普通列車旧客置換用
12系
1000番台
スハフ12
1001‐1012
スハフ12 26 27 90 24 46 21 37 23 72 73 30 65 1984‐1986 客車用DC24V電源引き通し増設,車端部2ボックスロングシート化,吊り手取付け,青20号一色白帯無し,トイレ使用停止,洗面台冷水器撤去,車掌室に乗務員扉設置,定員112名(座席76名),
七尾線,伯備線,山陰本線,福知山線,阪和線,紀勢本線,播但線,芸備線等で使用
オハフ13
1001‐1012
オハフ13 22 23 1 42 34 8 10 17 52 2 11 12 1984‐1986
オハ12
1001‐1023
オハ12 87‐91 74 96 97 49 72 73 143 146 189‐191 203 163 164 193 194 206 210 1984‐1986 同上,トイレと洗面所は存置,定員120名(座席84名)
12系
2000番台
オハフ13
2001‐2021
オハフ13 66 18 40 14 57 48 55 49 38 60 37 58 46 32 53 4 5 24 67 3 45 1985 電気機関車の電気暖房用AC1500Vから給電を受け,オハフ13に設置した変圧器でAC440Vに降圧して給電する方式としディーゼル発電機搭載のスハフ12を不要とした,このため,高圧ヒューズ箱,変圧器,補助電源,MRコックを設置し車軸発電機は撤去,トイレ使用停止,洗面所,冷水器撤去,車掌室に乗務員扉設置,前位にも尾灯新設,定員112名(座席76名),青20号一色,東北本線一ノ関‐青森,奥羽本線青森‐弘前で使用
オハ12
2001‐2016
オハ12 171 241 184 172 174 242 239 240 248 173 272 274 249 179 273 275  1985 同上,トイレと洗面所は存置,定員120名(座席84名)
 「だいせん」「ちくま」用アコモ改善車
12系
3000番台
スハフ12
3001‐3006
スハフ12 40 87 79 81 88 76 1991 485系の簡易リクライニングシートに交換,トイレ,洗面所のリニューアル,車軸発電機撤去,14系と同様の三相交流変圧器を床下に設置,定員64名
オハ12
3001‐3012
オハ12 303 310 297 306 305 307 296 271 298 299 208 301 1991 同上,定員72名
 蒸気機関車回送随伴用
オヤ12 オヤ12 1 スハフ12 158 2002 動態保存蒸気機関車回送時の随伴車,一部座席撤去の上,保安機器などを搭載
 和式客車(お座敷列車)
門トス
海編成
オロ12 801‐804
スロフ12 801 802
オハ12 133‐136
スハフ12 51 52
1980 門司鉄道管理局が12系初の和風客車として小倉工場で改造,各車には九州周辺の海の名称を付ける,6両
オク座
なごやか
オロ12 805‐808
スロフ12 803 804
オハ12 226 243 20 19
スハフ12 8 11
1980
‐1981
東京北鉄道管理局が大宮工場で改造,6両,各車には関東地方の旧国名を付ける,6両
ニイ座
→カヌ座
オロ12 809‐812
スロフ12 805 806
+オロ12 706
オハ12 236 235 237 238
スハフ12 70 48
オハ12 36 
1981
1985
新潟鉄道管理局が大宮工場で改造した和風客車,新潟運転所所属で通称ニイ座,1985年にオロ12 706[サロン佐渡]組込,上沼垂運転区に移り通称カヌ座,6両→7両
リウ座→ワカ座
→いきいき
サロンきのくに
オロ12 813‐816
スロフ12 807 808
オハ12 1‐4
スハフ12 1 2
1981
1989
天王寺鉄道管理局が高砂工場で改造,当初竜華客貨車区所属で通称リウ座,1986年に和歌山電車区新在家派出所に転属し通称ワカ座,1989年に「いきいきサロンきのくに」に再改造,6両
ヒロ座
旅路
オロ12 817‐820
スロフ12 809 810
オハ12 81‐83 145
スハフ12 41 55
1981
1994
広島鉄道管理局が幡生工場で改造,両端車の側扉が前後とも残存,1987年3月に赤基調塗色に変更,1994年リニューアル,6両
ヌマ座
いこい
オロ12 821‐824
スロフ12 811 812
オハ12 66 67 185 187
スハフ12 19 20
1982 静岡鉄道管理局が名古屋工場で改造,車内はオク座に準じる,中間車の冷房装置が1個撤去,休憩室の側窓が幅の狭いユニットサッシのまま,各車には静鉄局管内の川の名前を付ける,6両
サワ座
わくわく団らん
オロ12 825‐828
スロフ12 813 814
オハ12 62‐65
スハフ12 9 10
1982 金沢鉄道管理局が松任工場で改造,オク座を踏襲,中間車後位の休憩室側窓が固定式となり屋根上の冷房装は1個撤去,各車には金沢局管内の旧国名を付ける,6両
ナコ座 オロ12 829‐832
スロフ12 915 916
オハ12 251 312 192 287
スハフ12 29 89
1983 名古屋鉄道管理局が名古屋工場で改造,サロンと展望室設置,6両
門トス
山編成
オロ12 833‐836
スロフ12 817 818
オハ12 263 262 261 260
スハフ12 77 66 
1983 門司鉄道管理局2本目の和式客車,各車は九州の山の名称を付ける,6両
ナノ座
白樺
オロ12 837‐840
スロフ12 819 820
オハ12 280‐283
スハフ12 82 83
1983 長野鉄道管理局が長野工場で改造,長野県他中部地方各県の県花にちなむ愛称を付ける,クリーム10号地に窓周りと車体裾が黄緑6号の塗色で登場[白樺T],1986年に黄緑を緑14号に変更[白樺U],1987年にモスグリーン地,窓上に赤・金の帯,窓下に黒・金帯の塗色に変更[白樺V]
タカ座
くつろぎ
オロ12 841‐844
スロフ12 821 822
オハ12 170 175‐177
スハフ12 108 109
1983 高崎鉄道管理局が幡生工場で改造,各車には北関東の山の名前を付ける,登場時の塗色は青20号にクリーム10号の太帯,1987年3月からはぶどう色基調,車体中央に白帯,窓周り金色のシックな塗装に変更,6両
ふれあい
みちのく
オロ12 845‐848
スロフ12 823 824
オハ12 332 331 318 317
スハフ12 120 121
1986 盛岡鉄道管理局が土崎工場と郡山工場で改造,各車の愛称は東北地方の地名,景勝地とした,展望室を備える,白地に赤帯,6両
江戸 オロ12 849‐852
スロフ12 825 826
オハ12 323 335 336 324
スハフ12 124 123
1986 東京南鉄道管理局がスロ81,スロフ81の和式客車(シナ座)置換えのため大宮工場で改造,各車の愛称は東京下町の地名,車内は展望室付きで和洋折衷,青15号ベースに赤1号とクリーム10号の帯
タカ座
やすらぎ
オロ12 853‐856
スロフ12 827 828
オハ12 319‐322
スハフ12 130 131
1986 高崎鉄道管理局が幡生工場で改造,車端部にガラス張りの展望室を設けた,塗色はクリーム10号ベースに青20号と赤11号の帯を入れた,各車愛称は北関東を水源とする川の名前,6両
オリエント
サルーン
オロ12 857‐860
スロフ12 829 830
オハ12 126‐129
スハフ12 119 117
1987 仙台鉄道管理局の和式客車,欧風デザインを採用,絨毯敷きの和室に座椅子,座卓を設置,塗色はボンマルーン(えんじ色)地に金帯,6両
あすか オロ12 851‐854
マロフ12 851 852
オロ14 851
オハ12 348 337 339 340
スハフ12 132 30
オハネ14 3
1987 「みやび」廃車を受け大鉄局/JR西日本が鷹取工場で改造,オハネ14改造のハイデッカーフリースペースを含む7両,塗色はグレー地に白い雲と各車で色を変えた扇面模様
 欧風客車
ユーロライナー オロ12 701‐705
スロフ12 701 702
オハ12 147 148 157 150 186
スハフ12 15 22
1985 名古屋鉄道管理局が名古屋工場で改造,明るい青灰色地に群青色の4本帯,展望車にEUROLINERのロゴを入れた,7両
ゆうゆう
サロン岡山
オロ12 707‐710
スロフ12 703 704
オハ12 160 211 51 106
スハフ12 28 53
1985 岡山鉄道管理局向けに幡生車両所で改造,赤7号地に金帯の塗色で登場,1993年,延命工事をにより外部塗色は白地に薄緑・朱・紫の山型模様に変更,6両
パノラマライナーサザンクロス オロ12 711‐714
スロフ12 705 706
オハ12 292‐295
スハフ12 78 85
1987 門司鉄道管理局が小倉工場で改造,6両,塗色はメタリックレッド地に白と銀の帯
 イベント車両
SLやまぐち号
レトロ客車
オハフ13 701
オハ12 701‐703
スハフ12 702
オハフ13 59
オハ12 227 230 229
スハフ12 68
1988 「SLやまぐち号」用として旧型客車をイメージして幡生車両所で改造,展望車風,欧風,昭和風,明治風,大正風の5両が用意され,マイテ49 2を6号車に加えた6両で運用
SLばんえつ物語
客車
オハ12 313‐316*
オハ12 1701
スハフ12 101*
スロフ12 102
オハ12 313‐316
スハフ12 160
スハフ12 101
スハフ12 102
1999
2000
当初はチョコレート色の地色に窓周りクリーム色,2000年12月から側面展望車オハ12 1701を増結,2007年のリニューアルで塗色を地色を紺色に変更,2013年からスハフ12 102をグリーン車化,2014年から7両全体の塗色をスロフと同一の濃淡茶色2色に白帯に変更,6両→7両
  *車両番号変更無し
12系 基本番台
No.8‐18
1983年8月1日
EF58127+12系12B
スハフ12
8204レ 団体臨時列車
東海道本線 芦屋→西ノ宮
EF58に牽引され芦屋‐西ノ宮間をゆく12系団臨。最後尾はディーゼル発電機を搭載したスハフ12。団体臨時列車は6両ないし12両編成を1単位とされる場合が多く,12系量産車ではスハフ12形1両で6両分のサービス電源容量180kVA分を賄う設計とされました。
(2022/09/24ワイド化)
No.253‐10
1992年1月12日
EF5889+12系
スハフ12
成田臨
成田線 木下←小林
EF58 89に牽引され成田線をゆく12系。成田山初詣の臨時列車は1月20日前後まで数多く運転され12系は大活躍でした。
(2019/01/14追加 2022/09/24ワイド化)
12系 1000番台
No.118‐17
1986年2月23日
EF58 170+12系5B
121レ
紀勢本線 紀伊宮原→箕島
紀勢本線で12系の上り普通列車を牽引するEF58形170号機。一部に帯の無い1000番台が混在しています。12系1000番台は普通列車向けに近郊形化改造したもので,客車用DC24V電源引き通しの増設や,車端部2ボックスのロングシート化,吊り手の取付けなどがおこなわれています。
(2022/09/24 本ページに追加)
12系 2000番台
No.324‐3
1994年1月7日
ED75+12系2000番台
オハフ13 2000
東北本線 小柳
ED75に牽引されて普通運用につく12系2000番台車。白帯は消されています。12系2000番台は,ED75など電気機関車の電気暖房用AC1500Vから給電を受け,オハフ13に設置した変圧器でAC440Vに降圧してサービス電源を給電する方式とし,ディーゼル発電機を搭載するスハフ12を不要としています。これに伴い車軸発電機は撤去されています。
 (2022/09/24ワイド化)
オヤ12 1
No.D700_190526‐183
2019年5月26日
オヤ12 1
高崎機関区
高崎機関区公開の際に撮影できたオヤ12 1。スハフ12 158を改造した車両で,動態保存されている蒸気機関車の回送時の随伴車として使われます。一部座席撤去の上,保安機器などを搭載してあります。
(2022/09/24追加)
12系和式客車 門トス 海編成
No.N8306‐14
1983年3月11日
12系 門トス 海編成
鹿児島本線 熊本
門司鉄道管理局の2本のお座敷列車のうち最初に誕生した編成。1980(昭和55)年に小倉工場で改造され門トスに配置されました。太いグリーン帯が特徴となっています。1号車からスロフ12 802(有明)+オロ12 802(西海)+オロ12 804(玄海)+オロ12 803(周防)+オロ12 801(日向)+スロフ12 801(錦江)。各号車に九州にちなんだ海の名前が付けられているので,第2編成の「山編成」と区別して「海編成」と呼ばれていました。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 オク座 なごやか
No.177‐33
1989年11月26日
12系 オク座「なごやか」
常磐線 川尻→小木津
東京北鉄道管理局のお座敷列車。1980(昭和55)年に大宮工場で改造され北オクに配置されました。編成は1号車から,スロフ12 803+オロ12 805+オロ12 806+オロ12 807+オロ12 808+スロフ12 804。
 (2022/09/24ワイド化)
No.222‐21
1991年6月16日
EF62 49+12系+EF63重連
オク座「なごやか」
信越本線 横川→軽井沢
旧丸山変電所付近,EF6249号機が後補機EF63重連と連絡をとりながら尾久のお座敷列車を牽引するシーン。
(2023/01/30本ページに追加)
No.299‐24
1993年6月27日
EF81 96 +
12系 オク座「なごやか」
常磐線 内原←赤塚
イラスト入り,アイボリーと水色の斜め塗装に変更された12系和式客車「なごやか」,北斗星色のEF8196に牽引され常磐線を快走。
(2022/11/08本ページに追加)
12系和式客車 ニイ座
No.32‐6
1984年1月29日
EF81103+
12系 ニイ座
北方貨物線 宮原操付近
新潟鉄道管理局新潟客車区(新ニイ)所属のお座敷列車。1981(昭和56)年に大宮工場で改造されました。スロフ12 805+オロ12 809+オロ12 810+オロ12 811+オロ12 812+スロフ12 806。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 リウ座
No.48‐20
1984年4月10日
EF5866+
12系 リウ座
阪和線 山中渓→紀伊
天王寺鉄道管理局竜華客貨車区(天リウ)所属のお座敷列車。1981(昭和56)年に高砂工場で改造されました。スロフ12 807+オロ12 813+オロ12 814+オロ12 815+オロ12 816+スロフ12 808。
 (2022/09/24ワイド化)
No.63‐7
1984年7月28日
EF58149+
12系 リウ座
阪和線 切目→岩代
「お座敷きのくに」として運転されたリウ座。アウトカーブから撮影するファンの姿も見えます。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 ヒロ座 「旅路」
No.31‐21
1984年1月25日
EF61 5+
12系 ヒロ座「旅路」
東海道本線 芦屋→西ノ宮
広島鉄道管理局広島運転所(広ヒロ)所属のお座敷列車「旅路」。1981(昭和56)年に幡生工場で改造されました。1号車から順にスロフ12 809+オロ12 817+オロ12 818+オロ12 819+オロ12 820+スロフ12 810。この写真のように広島運転所のEF61が牽引するシーンも見られました。
 (2022/09/24ワイド化)
No.152‐15
1988年1月3日
12系 ヒロ座
山陽本線 岡山
上と同じ編成ですがテールマークを除いて塗色を大きく変えており別編成のよう。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 ヌマ座 「いこい」
No.8‐15
1982年8月1日
EF5894+
12系 ヌマ座「いこい」
東海道本線 芦屋→西ノ宮
静岡鉄道管理局沼津運転所(静ヌマ)所属のお座敷列車「いこい」。1981(昭和56)年に名古屋工場で改造されています。外観は窓,扉が埋められテールサインが設置されている程度で,ノーマルの12系とあまり変わりません。1号車からスロフ12 811+オロ12 821+オロ12 822+オロ12 823+オロ12 824+スロフ12 812。牽引機は浜松機関区のEF58 94。
 (2022/09/24ワイド化)
No.200‐34
1991年1月15日
EF65 110[静]+12系ヌマ座
成田線 木下→小林
成田臨に活躍するヌマ座。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 サワ座
No.5‐19
1982年6月26日
EF651133+
12系 サワ座
東海道本線 芦屋→西ノ宮
金沢鉄道管理局金沢運転所(金サワ)所属のお座敷列車。1981(昭和56)年に松任工場で改造されました。1号車からスロフ12 813+オロ12 825+オロ12 826+オロ12 827+オロ12 828+スロフ12 814。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 ナコ座
No.32‐38
1984年2月5日
EF651135+
12系 ナコ座
東海道本線 芦屋→西ノ宮
名古屋鉄道管理局のお座敷列車。1981(昭和56)年に名古屋工場にて改造されました。客車特急時代の展望車を意識した後部展望台が特徴。1号車からスロフ12 915+オロ12 829+オロ12 830+オロ12 831+オロ12 832+スロフ12 916。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 門トス 山編成
No.29‐30
1984年1月10日
EF651122+
12系 門トス「山編成」
東海道本線 芦屋←西ノ宮
門司鉄道管理局の12系2本目のお座敷列車「山編成」。1983(昭和58)年7月に81系置き換え用として小倉工場にて改造されました。九州の山の名前を各号車の愛称としています。1号車からスロフ12 817〔桜島〕+オロ12 833〔高千穂〕+オロ12 834〔九重〕+オロ12 835〔阿蘇〕+オロ12 836〔雲仙〕+スロフ12 818〔開聞〕。
 (2022/09/24ワイド化)
No.10‐28
1983年8月8日
EF65PF+
12系 門トス「山編成」
東海道本線 早川→根府川
相模湾沿いを走る山編成。
 (2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 ナノ座 「白樺」
No.78‐32
1984年11月7日
EF58127+
12系 ナノ座「白樺T」
東海道本線 芦屋→西ノ宮
長野鉄道管理局長野運転所(長ナノ)所属のお座敷列車。81系の置き換え用として1983(昭和58)年8月に長野工場で改造されました。黄緑6号とクリーム10号のツートンカラーに塗られました。各号車は中部6県の県花にちなんでおり,1号車からスロフ12 819〔すいせん〕+オロ12 837「つつじ〕+オロ12 838〔かきつばた〕+オロ12 839〔れんげ〕+オロ12 840〔くろゆり〕+スロフ12 820〔りんどう〕となっています。スロフは客室の1/3がサロン室となっており,この部分の窓は固定式に変更されています。
(2021/04/11ワイド化 2022/09/24ノイズ低減)
No.142‐34
1987年3月6日
EF651006+
12系 ナノ座「白樺U」
東海道本線 芦屋→西ノ宮
1986年に塗色変更を実施し,窓周りと裾の緑色が濃くなった「白樺U」。
(2022/09/24ワイド化)
No.200‐19
1991年1月15日
EF64 42+
12系 ナノ座「白樺V」
成田線 小林←安食
恒例の成田臨,長野から長野総合車輌所のEF64 42が牽引してきたお座敷列車「白樺V」。1987年にこのシックな塗色に変更されています。
(2022/09/26 本ページに追加)
12系和式客車 タカ座 「くつろぎ」
No.57‐6
1984年7月3日
EF651104+
12系 タカ座「くつろぎ」
東海道本線 高槻→摂津富田
高崎鉄道管理局高崎運転所(高タカ)のお座敷列車で,1983(昭和58)年6月に幡生工場で改造されました。青20号にクリーム10号による幅325mmの太帯が印象的。各号車の愛称名は高崎局に近在する山の名前としており,1号車からスロフ12 822〔赤城〕+オロ12 841〔榛名〕+オロ12 843〔妙義〕+オロ12 842〔浅間〕+オロ12 844〔秩父〕+スロフ12 821〔男体〕となっています。テールマークは愛称列車名「くつろぎ」を外吊りで取り付けています。
(2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 「江戸」
No.125‐38
1983年3月5日
EF64 24+
12系 シナ座「江戸」
中央本線 新宿
懐かしいウグイス色の103系も見える新宿にて,EF64 24号機牽引の「江戸」。
(2022/09/26本ページに追加)
No.137‐37
1986年10月10日
EF58 61+
12系 シナ座「江戸」
高崎線 高崎
EF58 61の牽引で高崎を出る「江戸」,スロフ12 826。
(2022/10/07追加)
No.142‐11
1987年2月22日
EF58 61+
14系「東サロ」+12系「江戸」
東海道本線 岡崎←幸田
EF5861に牽引され,岡崎‐幸田間の築堤を快走する「サロンエクスプレス東京」+「江戸」。
(2022/09/26追加 2022/10/10再スキャン)
12系和式客車 タカ座 「やすらぎ」
No.134‐30
1986年10月6日
EF65510+
12系 タカ座「やすらぎ」
東北本線 東十条付近
高崎鉄道管理局高崎運転所(高タカ)の2本目の12系お座敷列車。各号車の愛称名は高崎局管内の川の名前としており,1号車から, スロフ12 827[神流]+オロ12 853[荒川]+オロ12 854[利根]+オロ12 855[吾妻]+オロ12 856[渡良瀬]+スロフ12 828[碓氷]となっています。
(2015/01/17追加 2022/09/24ワイド化)
12系和式客車 オリエントサルーン
No.359‐3
1996年1月
EF8195+
12系 オリエントサルーン
常磐線 佐和→勝田
編成は,スロフ12 829+オロ12 857+オロ12 858+オロ12 859+オロ12 860+スロフ12 830。
(2022/09/24ワイド化)
12系・14系和式客車 あすか
No.366‐25
1997年3月27日
EF65+
12系・14系「あすか」
東海道本線 甲南山手→芦屋
「みやび」の事故廃車に伴い,1987年に12系と14系客車を改造して製作されたJR西日本(旧大鉄局)所属の和風客車で,1号車から,マロフ12 851「桜」+オロ12 851「銀杏」‐オロ12 852「菖蒲」+オロ14 851+オロ12 853「すすき」+オロ12 854「水仙」+マロフ12 852「桜」の7両編成となっています。
(2022/09/24ワイド化)
12系欧風客車 ユーロライナー
No.108‐10
1985年9月1日
EF81129+
12系 ユーロライナー
北陸本線 近江塩津
名古屋鉄道管理局所属の欧風客車で,1号車から順に,スロフ12 701+オロ12 701+ オロ12 702+オロ12 703+オロ12 704+オロ12 705+スロフ12 702の6両。
(2022/09/24ワイド化)
12系欧風客車 ゆうゆうサロン岡山
No.128‐7
1984年7月3日
EF65 128+
12系 ゆうゆうサロン岡山
東海道本線 芦屋→西ノ宮
岡山鉄道管理局所属の欧風客車で,1985(昭和60)年11月に幡生工場で改造されました。岡山区のEF65123号機が専用機として塗色を合わせて登場しています。編成は1号車から順にスロフ12 703+オロ12 707+オロ12 708+オロ12 709+オロ12 710+スロフ12 704の6両。
(2022/09/24ワイド化)
SLやまぐち号 レトロ客車
No.184‐1
1990年2月11日
9924レ
12系 レトロ客車
七尾線 七尾
C57 1+C56 160のデラックスSLコンビを待つレトロ客車。冬の北陸ときめき号として走行し,たくさんのファンを集めました。
(2022/09/24ワイド化)
ばんえつ物語用客車
No.D200_070804‐48
2007年8月4日
C57 180+
12系 ばんえつ物語客車
磐越西線 会津若松構内
2007年度からはこの青と白の塗装に変更されて運用されています。
(2022/09/24ワイド化)

 2008年3月10日 TEST ページ新設
 2022年9月23日 新製車一覧表追加
 2022年9月24日 主な改造車一覧表追加
 2022年9月24日 キャプション欄左右入替完了
 2022年9月24日 写真ワイド化完了
 2022年9月25日 Safariで半角数字列が電話番号リンクされるのを無効化

■参考文献
 早辺宗彦 「最近のお座敷客車」 鉄道ファン Vol. 23 271 pp76‐82 1983年11月号
 Wikipedia 国鉄12系客車


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