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DE11
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 DE11は1968年3月,入換用機関車として製造されました。スタイルはDE10と同様ですが,車輪の空転による牽引力低下を防止するために2END側にコンクリートブロックの死重を搭載し,重量を65tから70tとしています。入換専用機のため客車暖房用の蒸気発生装置(SG)は搭載していません。
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様の相違
DE11 0番台 1‐65 1967‐1970 新鶴見区,大宮区,吹田第一区などハンプ作業を行う操車場に隣接した機関区に集中配置されD51や9600を置き換え,貨物輸送システム改革によるヤード作業不要化に伴い貨物駅や運転所の入換に転用,1990年までに廃車
1000番台 1001‐1046 1970‐1975 エンジンを1250psから1350psに増強,各地のヤードに隣接した機関区に配置,重入換や支線区の小貨物に使用,1987年までにほとんど廃車,10両がJR東日本に継承,田端区に配置され客車入換えに使用
1900番台 1901 1975 低騒音対応試作車,遮音材による機関室の防音対策の他,運転席床下に排気消音器を設置,煙突位置を第2エンド側に変更,西湘貨物駅の入換に使用されたが貨物扱廃止に伴い2000年廃車
2000番台 2001‐2004 1979 横浜羽沢駅周辺の騒音対策として1901をベースに防音を徹底,遮音材や機関室の密閉,大型排気消音器,ラジエーターの第2エンド側への移設,容量拡大,送風ファン形状変更,足回りの防音スカート装着等実施,車体を2m以上延長
DE11 0番台
DE11 11
No.105‐38
1985年8月24日
DE11 11
吹田機関区
吹田区に展示された11号機。となりにDE10901号機がおり,なんできちんと撮っておかないのかと今ごろになって息子に指摘されています。当時DLには関心がなかったので,こんな調子です…。
(2006/10/01追加 2022/11/24ワイド化)
DE11 1000番台
DE11 1031
No.D200_080105‐8
2008年1月5日
DE11 1031
大宮工場構内
鉄博に向かう途中,県道2号線の陸橋から撮影した1031号機。大宮総合車両センターの構内入換機であり,双頭連結器,キャブには拡声器がついています。
(2008/01/19追加 2022/11/24ワイド化)
DE11 1041
No.D700_120105‐532
2012年1月5日
DE11 1041
田端機関区
EF65 1107と並んだDE11 1041。
(2012/01/15追加 2022/11/24ワイド化)
DE11 2000番台
DE11 2003
No.D700_160528‐111
2016年5月28日
DE11 2003
JR貨物 大宮車両所
2016年のOM開放で展示されたDE11 2003。徹底的な防音対策がなされています。
(2016/05/29追加)

 2006年10月1日 ページ新設
 2022年11月24日 番台区分一覧表を追加
 2022年11月24日 写真ワイド化完了
 2022年11月24日 キャプション欄左右入替完了
 2024年10月2日 各号機タイトルバーの高さを他のページに合わせ拡大


■参考文献
 最新JR機関車 ヤマケイレイルブックス12 広田尚敬 坂正博 山と渓谷社 2002年3月
 Wikipedia 国鉄DE11形ディーゼル機関車


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