JR東海

383系

 383系381系「しなの」の置換えのため1994年に登場したJR東海の振子形特急電車で,制御付自然振子方式を採用して381系より乗り心地を改善,また,1M方式を採用し編成の自由度を上げ,2両単位での増結も可能にしています。17編成,全車76両が神領車両区に配置されています。GTOを用いたVVVFインバータ制御方式により出力155kWの主電動機C-MT65を駆動,台車は空気バネを用いたボルスタレス台車C-DT61,C-TR245で,軸箱支持は円錐ゴム式,車体傾斜機構としてベアリングガイド式の振子装置を備えています。編成のMT比は1:1とされ,電動車は偶数向きに連結されています。制動装置は回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを装備しています。

■ 新製車
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様・相違点
クモハ383 0番台 1-17 1994-1996 偶数向き,貫通形,定員60名
モハ383 0番台 1-12 1994-1996 客用扉片側2箇所,車椅子対応,定員59名
100番台 101-109 1994-1996 客用扉片側1箇所,定員68名
クロ383 0番台 1-9 1994-1996 奇数向き,非貫通パノラマ形,定員44名
100番台 101-103 1996 奇数向き,貫通形,定員44名
クハ383 0番台 1-5 1996 奇数向き,貫通形,定員52名
サハ383 0番台 1-9 1994-1996 客用扉片側1箇所,トイレ付,定員64名
100番台 101-112 1994-1996 客用扉片側2箇所,トイレ付,定員60名

■ 編成 ← 長野 名古屋・大阪 →
A1-A9編成 クロ383
1-9
モハ383
1-9
サハ383
1-9
モハ383
101-109
サハ383
101-109
クモハ383
1-9
A101-A103編成 クロ383
101-103
モハ383
10-12
サハ383
110-112
クモハ383
10-12
A201-A205編成 クハ383
1-5
クモハ383
13-17
2021年4月時点

クモハ383 1-17
No.D700_120812-24
2012年8月12日
名シン A201編成他
クモハ383-13他 8両
ワイドビューしなの
東海道本線 山崎→長岡京
長野/奇 クロ383+モハ383+サハ383+モハ383+サハ383+クモハ383+クハ383-1+クモハ383-13 大阪

大阪−長野間に運転されていた「しなの」運用に就く383系。6+2両で,後部は増結編成のA201編成。
No.D700_130321-103
2013年3月21日
名シン A-7編成
クモハ383-7他 6両
ワイドビューしなの
東海道本線 稲沢←清洲
長野/奇 クロ383-7+モハ383-7+サハ383-7+モハ383-107+サハ383-107+クモハ383-7 大阪

大阪に向かう「ワイドビューしなの」大阪方は編成に依らずクモハ383となります。
クロ383 1-9
No.D700_170209-002
2017年2月9日
海シン A-1編成
クロ383-1他 6両
ワイドビューしなの11号
中央本線 名古屋
長野/奇 クロ383-1+モハ383-1+サハ383-1+モハ383-101+サハ383-101+クモハ383-1 名古屋

長野に向け雨の名古屋を発車するワイドビューしなの11号。先頭は流線形のクロ383-1。
(2023/09/29シャドー調整)

 2017年4月1日 ページ新設
 2023年9月29日 新製車一覧表を追加
 2023年9月29日 各写真に編成を追記
 2023年9月29日 Safariで半角数字列が電話番号リンクされるのを無効化
 2023年9月29日 イベント毎昇順から形式番台毎時系列に並べ替え
 2023年9月29日 新製車一覧表から写真へのリンクを追加
 
 
■ 参考文献
 Wikipedia JR東海383系電車


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