電車館/民鉄

西日本鉄道
鉄道線 軌道線
 西日本鉄道は1908年に設立され1911年に北九州市域で軌道事業(路面電車)を開業した九州電気軌道を前身とし,1942年には福博電車,九州鉄道,博多湾鉄道汽船,筑前参宮鉄道を合併,西日本鉄道に社名変更しました。その際,九州電気軌道は北九州線,福博鉄道は福岡市内線となりました。一方,九州鉄道は大牟田線,大宰府線,三井線,大川線,上久留米線,大牟田市内線というそれまでの呼称が踏襲されています。博多湾鉄道汽船の貝塚線は宮地岳(嶽)線,西戸崎‐香椎‐宇美間,酒殿‐志免‐旅石間は糟屋線および糟屋線旅石支線,筑前参宮鉄道は宇美線,とされました。その後,1944年には戦時体制により糟屋線と宇美線が国有化されました。大牟田市内線は1954年廃止,福岡市内線は1979年までに順次廃止,北九州線は2000年11月26日に全廃されました。2000年12月には大牟田線が天神大牟田線に改称,また2007年4月1日付で宮地岳線の西鉄新宮‐津屋崎間が廃止となり,宮地岳線は貝塚線に改称されました。2024年現在,天神大牟田線,大宰府線,甘木線,貝塚線の4つの鉄道路線を保しています。
■新製車 (撮影済系列のみ)
形式 車両番号 車両数 製造年 主な仕様・特徴
 貝塚線 (旧 宮地岳線) 軌間1,067mm 電気方式 直流1500V
120形 121‐126
131
151‐156
13 1958‐1960 元20形,Mc‐M‐Tcの3両固定編成,前面2枚窓非貫通形,前期車3編成9両は15m車でドア間窓6枚,1959年以降製造の後期車は車体長16m,ドア間の窓7枚,大牟田線で使用の後,1978‐1981年に狭軌台車に履き替え120形に改称,宮地岳線へ転属,中間電動車5両は廃車,左記は1984年改番後の車両番号
308形 モ308形 308‐312
ク358形 358‐362
10 1948 300形は製造年により301形,303形,308形に大別,308形は全長18,500mm,主電動機115kWx4台,定員120名,モ308‐ク358モ312‐ク362の5編成,大牟田線で使用後,狭軌用台車に履き替え宮地岳線に転用,改軌後主電動機出力100kWx4台
 天神大牟田線・大宰府線・甘木線 軌間1,435mm 電気方式 直流1500V
200形 モ200形 201‐220
サ250形 251‐253 255 256 260
ク60形 62‐64
サ60形 65
30 1934‐1941 元九州鉄道20形,車体長13.6m,キハ07似の正面非貫通5枚窓流線形,モ20形21‐30は1937年製造,1940年200形モ201‐210に改番,1941年モ211‐216増備,ク250形は200形の制御車で1941年ク251‐260の10両を製造,ク258, 259, 257, 254は1952‐1966年にモ217‐220に改造,残る251‐253, 255, 256, 260はク→サに改造,両端に貫通路設置,別途博多湾鉄道汽船のガソリンカーキハ1‐4がキハ101‐104→ク64, 65, サ62, 63に改造,サ62, 63はさらにク62, 63に改造, 1948年以降甘木線でも使用,1969年以降甘木線専用,2‐4両編成で運用,1989年の線路改良で600形に替わり引退,左記は引退直前の番号
2000形 ク2000形
20□1 20□6
モ2000形 20□2 20□3 20□4 20□5 [各形式□:1〜6]
36 1973‐1974 [2011F‐2061F]ク20□1‐モ20□2‐モ20□3‐モ20□4‐モ20□5‐ク20□6,特急用,モ2000偶‐モ2000奇でユニットを組み1C8M制御,主電動機135kWx4x4,抵抗制御,前面非貫通形,片側2扉構造,扉間転換クロスシート,2010年引退
3000形 モ3100形 3103‐3105 3108 3113 3114 3119 3120
モ3300形 3301 3302 3306 3307 3309‐3312 3315‐3318
モ3600形 3609‐3612
ク3000形 3001 3002 3006 3007 3009‐3012 3015‐3018
ク3500形 3501‐3520
サ3400形 3409‐3412
60 2006‐2016 [3103F‐3105F 3108F 3113F 3114F 3119F 3120F]モ3100‐ク3500 2両固定編成, [3001F 3002F 3006F 3007F 3015F‐3018F]ク3000‐モ3300‐ク3500 3両固定編成, [3009F‐3012F]ク3000‐モ3300‐サ3400‐モ3600‐ク3500 5両固定編成 全長19,500mm,両開き3扉,ステンレス車体,前頭部普通鋼製貫通形,主電動機175kWx4台,かご形三相誘導電動機,IGBT素子VVVFインバータ制御
5000形 モ5000形 5101‐5104 5111‐5131 5136‐5140 5205‐5210 5232‐5235 5301‐5340
サ5000形 5431 5436‐5440
ク5000形 5501‐5540
136 1975‐1991 [5005F‐5010F 5032F‐5035F]ク5000‐モ5200‐モ5300‐ク5500 [5131F 5136F‐5140F] モ5100‐モ5300‐サ5400‐モ5500 4両固定編成, [5101F‐5104F 5111F‐5130F]モ5100‐モ5300‐ク5500 3両固定編成,全長19,500mm,抵抗制御,WN駆動方式,前面貫通形,運転席側のみパノラミックウィンドウ採用,ジャンパ連結器方式
6000形 モ6200形 6201‐6206
モ6300形 6301‐6306
モ6700形 6701‐6703
モ6800形 6801‐6803
ク6000形 6001‐6006
ク6500形 6501‐6506
サ6900形 6901‐6903
30 1993‐1999 [6001F‐6006F]ク6000‐モ6200‐モ6300‐ク6500 4両固定編成 [6701F‐6703F]モ6700‐サ6900‐モ6800 3両固定編成,前面は5000形に準じ,屋根部の曲線を緩やかに,前面窓下部に前照灯と尾灯を搭載,スカートを大型化,電気連結器採用,主電動機135kWx4台,抵抗制御
7000形 モ7100形 7101‐7111
ク7500形 7501‐7511
22 2000‐2003 [7101F‐7111F]モ7100‐ク7500 2両固定編成,デザイン一新,左右対称,前面窓パノラミックウィンドウ,黒縁取り,貫通構造,前面窓下に前照灯・尾灯一体ランプ設置,鋼製車体,主電動機170kWx3台,かご形三相誘導電動機,IGBT素子VVVFインバータ制御
← 大牟田・貝塚     西鉄福岡・大宰府・西鉄甘木・津屋崎 →
120形
No.122‐07
1986年3月17日
右 120形123他 2両
普通 津屋崎行
左 300形358他 2両
普通 貝塚行
宮地岳線 西鉄福間
右 津屋崎 123‐153 貝塚
左 津屋崎 308‐358 貝塚

今は無き宮地岳線・西鉄福間駅に到着する貝塚行き120形123編成と交換待ちの300形。120形は西鉄20形として1958年から1960年にかけて製造され,福岡・大宰府方に制御車を連結し中間電動車を入れたMc‐M‐Tcの3両固定編成を組み大牟田線で活躍しました。宮地岳線に転属後,1編成を除き2両編成となりました。
No.122‐08
1986年3月17日
120形126他 2両
普通 津屋崎行
宮地岳線 津屋崎



津屋崎 126‐156 貝塚


軌間1,067mmの路線である宮地岳線の終点,津屋崎に進入する120形126編成。西鉄新宮‐津屋崎間は2007年4月1日に廃止されました。
No.122‐09
1986年3月17日
120形126他 2両
普通 津屋崎行
宮地岳線 津屋崎



津屋崎 126‐156 貝塚


標準軌路線である大牟田線で活躍していた20形を狭軌路線の宮地岳線に転属するため,20形は21編成以外中間電動車を外して3両編成から2両編成とし,台車を狭軌台車に交換,形式を120形に変更しました。
308形
No.122‐06
1986年3月17日
308形ク358他 2両
普通 貝塚行
宮地岳線 西鉄福間
津屋崎 モ308‐ク358 貝塚

300形は製造年代により301形,303形,308形の3種類に大別され,写真は308形にあたります。この編成は1948年にMc車が汽車製造,Tc車が日本車輌で製造されました。18m車,3扉,貫通形で,大牟田線で活躍後,5000形の増備により1978年に台車を狭軌用に変更し宮地岳線に転属しました。1980年にワンマン化され,1983年には車体更新により側面のウインドシル・ヘッダーが無くなり戸袋窓がHゴム化されています。このあと1987年には冷房装置の設置,屋根の鋼板化,前照灯・尾灯の変更などの改造が入りました。2005年に廃車になっています。
200形
No.122‐13
1986年3月18日
200形モ211他 4両
普通 花畑行
甘木線 甘木
花畑 モ211‐モ203‐サ251‐モ201 甘木

ホーム屋根のない時代の甘木駅に停車中の13.6mの小型車4両編成。
No.122‐14
1986年3月18日
200形モ211他 4両
普通 花畑行
甘木線 甘木



花畑 モ211‐モ203‐サ251‐モ201 甘木


キハ07に似た正面形状ですがキハ07は中央に桟がある6枚窓なので印象が異なります。
No.122‐14
1986年3月18日
200形モ203 他 4両
普通 花畑行
甘木線 甘木
花畑 モ211‐モ203‐サ251‐モ201 甘木

温かみのあるモ203の車内。
No.122‐17
1986年3月18日
200形モ217 他 4両
普通 甘木行
甘木線 北野
花畑 モ213‐サ253‐モ214‐モ217 甘木

北野で甘木行き列車と交換するシーン。例によって撮影地不明でしたが対向式ホームのある交換駅ということで特定できました。
2000形
No.122‐18
1986年3月18日
2000形ク2041他 6両
特急 西鉄福岡行
大牟田線 西鉄久留米
大牟田 ク2041‐モ2042‐モ2043‐モ2044‐モ2045‐ク2046 西鉄福岡

西鉄久留米を発車する上り特急。手摺やジャンパ栓等一切なくシンプルな顔が特徴。
3000形
No.D700_180317‐002
2018年3月17日
3000形 3507他
特急 大牟田行
天神大牟田線 西鉄福岡



大牟田 [3000形2/3両]+ク3007‐モ3307‐ク3507西鉄福岡


3000形は2006年に登場したインバータ制御車で,2両編成8本,3両編成8本,5両編成4本の計60両があります。西鉄福岡(天神)方は全編成ともク3500形となっています。
5000形
No.122‐12
1986年3月18日
5000形モ5130他 4両
普通 西鉄二日市行
大宰府線 大宰府



西鉄二日市 モ5130‐モ5330‐ク5530 大宰府


大宰府にて発車を待つ二日市行き5000形普通
No.D700_180317‐142
2018年3月17日
5000形 5125他 6両
普通 筑紫行
天神大牟田線 二日市
筑紫 モ5125‐モ5325‐ク5525+モ5100形‐モ5300形‐ク5500形 大宰府

5000形3両固定編成x2を使用した筑紫行き普通
No.D700_180317‐143
2018年3月17日
5000形 5139他 4両
普通 西鉄福岡行
天神大牟田線 二日市



西鉄二日市 モ5139‐モ5339‐サ5439‐モ5539 西鉄福岡


4両固定編成による西鉄福岡行き普通列車
6000形
No.D700_180317‐83
2018年3月17日
6000形 6005他 4両
普通 西鉄二日市行
大宰府線 大宰府
西鉄二日市 ク6005‐モ6205‐モ6305‐ク6505 大宰府

6000形は5000形の特徴である運転席側のみパノラミックウィンドウのデザインを受け継いでいますが屋根が浅くなり,スカートが強化され,また電気連結器を装備しておりジャンパ連結器がなくなり連結器周りがすっきりしています。
7000形
No.D700_180317‐139
2018年3月17日
7000形 7107他 4両
普通 筑紫行
天神大牟田線 桜台
筑紫 モ7107‐ク7507+モ7100形‐ク7500形 西鉄福岡

桜台に到着する7000形筑紫行き普通,4両編成。7000形は大牟田方が制御電動車,福岡方が制御車の2両固定編成となっています。
鉄道線 軌道線

 2024年5月19日 作成開始
 2024年5月22日 新製車表(撮影済系列のみ)を追加
 2024年5月22日 新製車表から写真へのリンクを設置
 2024年5月22日 鉄道線と軌道線のページを分離


 ■参考文献
 新潮社 日本鉄道旅行地図帳(12)九州
 Wikipedia 西日本鉄道 西鉄20形電車 西鉄300形電車(鉄道) 九州鉄道20形電車
 西鉄2000形電車 西鉄3000形電車 西鉄5000形電車 西鉄6000形電車 西鉄7000形電車

 

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