電車館/民鉄

高松琴平電気鉄道

 高松琴平電気鉄道は琴平線(高松築港〜琴電琴平 32.9キロ),志度線(瓦町〜琴電志度 12.5キロ),長尾線(瓦町〜長尾 14.6キロ)を擁する電気鉄道で,現在は軌間1435mm,1500Vで直流電化されています。
20形 (3代) 23号
No.D700_190811-238
2019年8月11日
23
琴平線 仏生山



高松築港への送り込み回送に向け仏生山で発車を待つ動態保存車3連。

23号は近鉄南大阪線の前身である大阪鉄道が川崎造船所で新造したデロ20形(20-24)のうちの1両で,1925年(大正14年)製。関西急行鉄道への合併時にモ5620形に改番され,1961年に4両とも琴電に移籍しています。
No.D700_190811-242
2019年8月11日
23
琴平線 仏生山
誰も写っていないけど同業者がたくさんいました。
No.D700_190811-244
2019年8月11日
23
琴平線 仏生山
23号の側扉は乗務員/乗客共用となっています。
No.D700_190811-266
2019年8月11日
23, 1209-1210
琴平線 仏生山
1209-1210は綾川町のキャンペーンラッピングがなされています。
No.D700_190811-297
2019年8月11日
23-500-120
琴平線 榎井←羽間
榎井〜羽間間の土器川橋梁を渡る本日の主役編成。
No.D700_190811-302
2019年8月11日
23-500
琴平線 榎井←羽間
吊り掛け音も高らかに鉄橋を快走する23号。23号の台車は,琴電入線時に新製時の狭軌台車から信貴生駒電鉄の標準軌台車に換装されています。
No.D700_190811-309
2019年8月11日
23-500-120
琴平線 琴電琴平



琴電琴平に到着したレトロ編成。
No.D700_190811-312
2019年8月11日
23, 1207
琴平線 琴電琴平
元京急の1207と並ぶ23号。
No.D700_190811-340
2019年8月11日
23-500-120
琴平線 琴電琴平
高灯籠とレトロ編成。
No.D700_190811-354
2019年8月11日
23
琴平線
落ち着いた23号の車内。
No.D700_190811-357
2019年8月11日
23
琴平線
随所に木材を使った23号の車内。
No.D700_190811-371
2019年8月11日
23-500-120
琴平線 太田→仏生山
イベントを終え高松築港から仏生山に回送されるレトロ編成。
30形 (3代) 32号
No.152-38
1988年1月3日
32
琴平線 高松築港
高松築港駅で発車を待つ志度行き32号。元京急230形で正面三枚窓が大きく客席からも眺望が良い形式です。
(2023/04/23追加)
No.153-06
1988年1月3日
32
琴平線 高松築港←片原町
元京浜急行電鉄230形の30形。32号は京浜電鉄デ73として1932年に汽車会社で誕生,東急デハ5258,京急デハ258と改番し1977年に琴電に入線,2000年に廃車となっています。
1000形 120号
No.D700_190811-251
2019年8月11日
120-500
琴平線 仏生山
120号と500号の連結面。1000形は琴平電鉄開業にあたり汽車会社に自社発注された15m級両運車で,100,110,120,130,140の5両が1926年に製造されました。
No.D700_190811-255
2019年8月11日
120
琴平線 仏生山
ツートンの落ち着いた塗色の120号。23号や500号は標識灯が運転室窓上部にありますが,120号は下にあります・。
No.D700_190811-306
2019年8月11日
120
琴平線 榎井←羽間
側窓全開で走る電車は今や貴重な存在。
No.D700_190811-315
2019年8月11日
1208-1207, 120-500-23
琴平線 琴電琴平
琴電琴平での並び。左の松の間から高灯籠が見えます。
No.D700_190811-321
2019年8月11日
120-500-23
琴平線 琴電琴平



歴史ある琴平駅によく似合う旧型編成。
No.D700_190811-332
2019年8月11日
120-500-23
琴平線 琴電琴平
高松築港行きとして待機する旧型3両編成。
No.D700_190811-342
2019年8月11日
120-500-23
琴平線 琴電琴平
改札が開始されるとたちまち満席に。
3000形 300号
No.D700_190811-360
2019年8月11日
300
琴平線 仏生山



11日のイベントでは出番の無かった300号。300号の標識灯は120号と同じく下側にあります。3000形も琴平電鉄開業に際して自社発注された15m両運車で,300,315,325,335,345の5両が1926年に日本車輌で製造されています。
No.D700_190811-363
2019年8月11日
300
琴平線 仏生山


道路脇の留置線に突っ込んでありました。琴平方。
No.D700_190811-383
2019年8月11日
300
琴平線 仏生山


高松築港方の前面。
No.D700_190811-384
2019年8月11日
300
琴平線 仏生山
3000形は戸袋窓が丸窓となっているのが特徴です。
No.D700_190811-385
2019年8月11日
300
琴平線 仏生山
琴平方の丸窓。号車表記の数値は120より小ぶりです。パンタグラフは当初高松寄りに設置されていましたが,琴平寄りに変更されています。
3000形 315号
No.153-04
1988年1月3日
315
琴平線 片原町←高松築港
3000形315号のお堀端走行シーンです。
5000形 500号
No.D700_190811-245
2019年8月11日
500
琴平線 仏生山
500号。120号とお揃いのツートンに塗られています。
5000形は琴平電鉄開業後の増備車で,1928年に加藤車輛にて500,510,520の3両が製造されました。当初は片運転台の制御客車でしたが,その後,国鉄からの制御車の転入により電動車が不足したため,1953年に両運転台の制御電動車に改造されています。
No.D700_190811-246
2019年8月11日
500
琴平線 仏生山
号車表記のフォントやサイズが120と異なっています。
No.D700_190811-248
2019年8月11日
500
琴平線 仏生山
500号の車内です。開け放たれた窓から入る夏の日差しが眩しい。
No.D700_190811-334
2019年8月11日
500
琴平線 琴電琴平
台車は名古屋鉄道由来の日車製U形イコライザー形ボールドウィンを履いています。
600形
No.D700_190811-389
2019年8月11日
632-631
志度線 瓦町
大型車が入線できない長尾線・志度線向けに,15m車である名古屋市交通局の250形,700形,1600形,1700形,1800形,1900形を先頭車化改造したのが琴電600形です。一方,名古屋市交通局の先頭車300形,1200形は琴電700形となっています。
No.D700_190811-392
2019年8月11日
632-631
志度線 琴電志度
志度線の終点の琴電志度にて折り返し準備中の632号。
950形
No.152-39
1988年1月3日
950
琴平線 高松築港



950形は元国鉄オハ31形客車で,1927年と1928年製。1966年に車体を新造して制御車として入線しました。
(2023/04/23追加)
1010形
No.153-05
1988年1月3日
1011-1012
琴平線 片原町→高松築港
4連で高松城のお堀端をゆく1010形。1010形は1960年に自社発注された形式で,2両編成1本のみ存在していました。2003年に廃車となっています。
No.153-07
1988年1月3日
1011-1012
琴平線 片原町←高松築港
1011は1983年に台車を住友金属FS-522に,主電動機を三菱電機MB-3239Aに更新し平行カルダン化されています。
1013形
No.153-03
1988年1月3日
1015-1016
琴平線 片原町←高松築港
1015-1016の編成による一宮行きが高松城跡をゆく。琴電1013形は元三岐鉄道モハ120形で,1982年に移籍しています。1013-1014,1015-1016,1017-(950形)の編成で運用されました。
1070形
No.D700_190811-268
2019年8月11日
1071-1072
琴平線 仏生山



1070形は元京浜急行電鉄700形で,琴電には1984〜1986年に2両×3編成が入線しています。先頭車は貫通形に改造されています。京急時代は2枚窓の非貫通車であり,面影がありません。
1080形
No.D700_190811-261
2019年8月11日
1087-1088
琴平線 仏生山
1080形は,元京浜急行電鉄1000形(初代)で,1988-1991年に2両編成×6本の12両が入線しました。
No.D700_190811-273
2019年8月11日
1087-1088
琴平線 榎井←羽間
京急時代の面影を色濃く残した1080形が土器川を渡る。
No.D700_190811-277
2019年8月11日
1087-1088
琴平線 榎井←羽間
京急時代は4両編成でしたが2両に組み替えられています。
No.D700_190811-279
2019年8月11日
1087-1088
琴平線 榎井→羽間
折り返し高松築港行きの1080形普通列車。
No.D700_190811-379
2019年8月11日
1085-1086
琴平線 仏生山
広告電車"おうちの電化まるっとサポート!"は1085-1086の編成。この日は京急塗色の編成はクラの中でした。
1100形
No.D700_190811-270
2019年8月11日
1107-1108
琴平線 榎井


琴電1100形は元京王電鉄5000系で,1997年に2両編成×4本が入線しました。台車,主電動機は京浜急行1000形の廃車発生品を利用しています。1108-1107は方向幕がLED化されており,正面窓下の標識灯が撤去されています。
No.D700_190811-364
2019年8月11日
1105-1106
琴平線 太田←仏生山
1105-1106はanabuki collegeの広告電車。この編成は窓下の標識灯は存置されています。
No.D700_190811-380
2019年8月11日
23, 1209, 1101
琴平線 仏生山
仏生山で並んだ新旧3形式,
No.D700_190811-381
2019年8月11日
1101-1102
琴平線 仏生山
パノラミックウィンドウが特徴的なもと京王5000系,1101-1102の編成。
1200形
No.D700_190811-283
2019年8月11日
1203-1204
琴平線 榎井←羽間
土器川を渡る1200形1203-1204の編成。1200形はもと京浜急行電鉄700形(2代)で,2003年〜2006年に2両編成×11本(1201-1216,1251-1256))が琴平線と長尾線に入線しています。他の形式が3扉であるのに対し,4扉であることが最大の特徴です。
No.D700_190811-324
2019年8月11日
1205-1206
琴平線 琴電琴平
金比羅さんの紋章入りの1205-1206編成。
No.D700_190811-328
2019年8月11日
1208-1207,120-500-23
琴平線 琴電琴平
旧型編成と並んだ1200形。
No.D700_190811-364
2019年8月11日
1207-1208
琴平線 太田→仏生山
同じ元京急貫通車である1080形と比べると,おでこが目立つ1200形。
No.D700_190811-378
2019年8月11日
1255
琴平線 仏生山
長尾線向けの塗色となっている1255。
No.D700_190811-387
2019年8月11日
1209-1210
琴平線 仏生山
1209-1210は綾川町のキャンペーン編成となっています。

 2020年1月4日-6日 ページ新設


■参考文献
 今尾恵介監修 日本鉄道旅行地図帳11号 中国 四国 新潮社 (2009.3)
 Wikipedia 高松琴平電鉄

 

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