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E26系客車
 E26系客車はJR東日本が首都圏と北海道を結ぶ寝台特急列車向けに従来の設備を一新した系列として導入したもので,1999年に1編成,12両が製造されました。全形式でステンレス車体を用いており,全客室を2人用A寝台個室で構成しています。外部塗色はスレンレス地肌を活かした無塗装,展望室部分はシルバーメタリックとし,車体中央に青・紫・赤・橙・黄の細帯を通している他,編成両端の車体側面には列車名のCASSIOPEIAのロゴを入れています。
■ 新製車
形式 番台区分 番号 製造所 特徴
スロネフE26 1 富士重工 上野方1号車,車端に展望室付個室「カシオペアスイート」を1区画,重層(メゾネット)タイプの「カシオペアスイート」3区画,定員8名
スロネE26 1 富士重工 2号車,車端部に「カシオペアデラックス」1区画,重層タイプの「カシオペアスイート」3区画,定員8名,共用トイレと公衆電話設置
スロネE27 0番台 1 東急車輌 8号車,2人用個室「カシオペアツイン」,定員20名
100番台 101 新潟鐵工 4号車,車椅子対応室を含む2人用個室「カシオペアツイン」,乗務員室設置,定員20名
200番台 201 202 東急車両 7・11号車,2人用個室「カシオペアツイン」,定員20名,共用トイレ設置
300番台 301 302 富士重工 6・10号車,2人用個室「カシオペアツイン」,定員20名,共用シャワー室設置
400番台 401 402 新潟鐵工 5・9号車,2人用個室「カシオペアツイン」,定員20名,ミニロビー,自動販売機設置
マシE26 1 東急車輌 3号車,食堂車「ダイニングカー」1F部分に業務用室と通路,2F部分に28名の食堂を配置
カハフE26 1 新潟鐵工
JR東 大宮工場
札幌方12号車,ハイデッカー構造,床下に定格出力520psのコマツ製ディーゼルエンジンと440kVAの三相交流発電機を2組装備,床上は「ラウンジカー」で展望室18席を設置,車掌室,公衆電話,売店用スペース設置
スロネフE26‐1
No.D850_230108-034
2023年1月8日
スロネフE26-1他 12B
9011レ カシオペア紀行
常磐線 赤塚→水戸
スロネフE26-1は後部展望室と楕円形の側窓を持つ「カシオペアスイート」と,上下2階層のメゾネットタイプの個室「カシオペアスイート」3室を持つ車両で下り列車では最後部となります。
No.D850_230127-038
2023年1月27日
スロネフE26-1他 12B
9011レ カシオペア紀行
常磐線 赤塚→水戸
1号車のスロネフE26と2号車のスロネE26には1階と2階が1部屋になったメゾネットタイプの「カシオペアスイート」が3区画ずつあります。2号車手前は「カシオペアデラックス」
スロネE27‐101
No.D850_230226-028
2023年2月26日
スロネE27-101他 12B
9011レ カシオペア紀行
常磐線 赤塚→水戸
左側に見切れている車両はダイニングカーのマシE26‐1,中央がスロネE27‐101,右隣がスロネE27‐401の順。4〜11号車までスロネE27が8両あり,室内は2人用個室「カシオペアツイン」となっています。
カハフE26‐1
No.D700_120105-522
2012年1月5日
カハフE26‐1他 12B
カシオペア
東北本線 大宮
EF510‐510号機牽引の上りカシオペアが大宮に到着。雪を付けた最後尾のカハフE26‐1はハイデッカー構造の電源車で,床下にディーゼルエンジンと交流発電機2組を搭載し編成の電源を担っています。床上はラウンジカーになっており,展望室や売店用スペースも設けられています。
No.D850_230127-037
2023年1月27日
カハフE26‐1他 12B
9011レ カシオペア紀行
常磐線 赤塚→水戸
EF81 95号機に牽引されるE26系カシオペア編成。下り列車ではカハフE26が機関車の次位になるため前面展望は塞がれますがEF81の車体越しに斜め前の視界を楽しめそうです。一方,ハイデッカーのラウンジ部の側窓も広く,ゆったりした眺望が旅行気分を上げてくれますね。

 2024年9月9日 ページ新設


■ 参考文献
 Wikipedia JR東日本E26系客車


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