ハイブリッド機関車 HD300
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 HD300はJR貨物が2010年に製造を開始した貨物駅構内の入換に用いるハイブリッド機関車で,出力270PS(197kW)のFDMF9Z形ディーゼル発電機を電源とし,LIM30H型リチウム蓄電池(公称電圧750V,40‐70kWh)を備えたシリーズ・ハイブリッド方式を採用しています。蓄電池出力のみで1,300tを牽引できるためエンジンの小型化が可能になっており,電動機にはPMSMを採用,高効率化が図られています。
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様
HD300 900番台 901 2010 試作機,東芝府中工場で落成,2010/3/25公開,7/11から東京貨物ターミナルで運用開始
0番台 1‐35 2012‐2020 量産型,前面排障器の幅を試作機より広くし,後部標識灯と前照灯を一体化,連結器灯にカバー設置,運転室扉の窓を上下方向に拡大し側窓の高さも拡大,1号機は2012/2/8から東京貨物ターミナルで運用開始
500番台 501‐503 2014 寒冷地仕様,501‐503は苗穂車両所配置,札幌貨物ターミナルで入換用として運用
HD300‐901
No.D700_190526‐041
2019年5月26日
HD300‐901
高崎機関区

高崎公開で展示されたHD300‐901。HD300は隅田川貨物で何度か見かけていますが写真撮影は初。
No.D700_190526‐171
2019年5月26日
HD300‐901
高崎機関区
901号機3両並びが実現。

 2019年6月2日 ページ新設
 2022年11月23日 キャプション欄左右入替完了
 2022年11月26日 番台区分一覧表を追加
 2024年10月2日 各号機タイトルバーの高さを他のページに合わせ拡大


■参考文献
 Wikipedia JR貨物HD300形ハイブリッド機関車
 東芝ホームページ/鉄道システム事業/機関車システム
  https://www.global.toshiba/jp/products‐solutions/railway/locomotives/hybrid.html


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