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EF55
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 EF55は1936年に鉄道省が製造した流線形の旅客用直流電気機関車で,当時C53C55など流線形ブームに乗った形状で製作されました。軸配置は2C+C1,全長19,150mm,運転整備重量100.38t,動輪上重量78.93t,主電動機はMT28Ax6基,歯車比1:2.43,最高速度95km/h,定格速度78km/h,定格出力1,350kWとなっています。ただ,流線形なのは1エンド側のみで切妻形の2エンド側には当初,構内運転用程度の機器しか設けられておらず,前照灯さえありませんでした。このため電気機関車でありながら蒸気機関車と同様に折り返し運転毎の転車台を用いた方向転換が必須となり,また100km/h以下の運転速度では大きな空気抵抗の低減効果が認められず,製造はわずか3両に留まり東海道の特急牽引も短命に終わりました。その後は高崎線に転じて旅客列車牽引に活躍し1964年に廃車となりました。EF55 1は中央鉄道学園‐高崎第二機関区で保管された後,1986年に奇跡の復活を遂げ上越線や信越本線高崎‐横川間などでのイベント用に使われていましたが2009年に引退,2015年から鉄道博物館で展示されています。
■ 新製車
形式 番号 製造年 製造所 主な経歴
EF55 1 1936 日立製作所 1936年3月30日沼津機関区に新製配置,1952年3月10日高崎第二機関区,1960年4月5日中央鉄道学園,1964年12月5日廃車,1978年10月14日準鉄道記念物指定,1986年6月動態復帰,2009年1月18日運用終了,2015年4月12日鉄道博物館展示,同日付除籍
2 1936 日本車輌・東洋電機 1936年3月31日沼津機関区に新製配置,1952年3月16日高崎第二機関区,1964年12月5日廃車
3 1936 川崎車輌 1936年3月27日沼津機関区に新製配置,1952年3月19日高崎第二機関区,1962年11月7日浜松工場にて試作交直両用電気機関車ED301に機器流用し解体
EF55 1
No.132-12
1986年8月2日
EF55 1+旧型客車7両
9731レ
上越線 渋川→敷島
EF551復活の報を聞き大垣夜行で上越線・渋川まで遠征。考えることは同じで大垣駅でW氏にばったり会い,第一利根川橋梁を渡るEF55を迎撃。第一印象は鮮烈でした。
(2022/12/20ワイド化)

No.132-21
1986年8月2日
EF55 1+旧型客車7両
9730レ
上越線 渋川←敷島
返しの上り列車。カマは水上の転車台で方転して帰ってきました。2両目のスエ78 15については70系客車のページに記載しました。
(2022/10/07ワイド化)
No.132-25
1986年8月2日
EF55 1+旧型客車7両
9730レ
上越線 渋川←敷島
サイドから
(2026/05/30追加)
No.134-02
1986年8月6日
EF55 1
沼津機関区
新製時に配属された沼津機関区に里帰りしたEF55 1。1936年3月30日から1952年3月までこの沼津区を拠点として東海道本線の旅客列車牽引に活躍しました。パンタが降りていて残念ですが,貫禄充分な形式写真です。区名札は[沼]が入っていました。
(2014/09/23再スキャン)
No.134-08
1986年8月6日
EF55 1
沼津機関区
後方はEF53 8号機。当日はED16 10号機,EF15 184号機の旧型電機の他,,EF60 95号機もぶどう色2号に塗装されて集合しました。
(2026/05/24追加)
No.134-09
1986年8月6日
EF55 1
沼津機関区


正面から撮影。V形の細い飾り帯がアクセントになっています。
No.136-23
1986年10月10日
EF55 1, EF58 66
高崎第二機関区


大窓にツララ切を装備し[つばめ]マークを掲げたEF58 66号機の雄姿にも決して負けない存在感を示すEF55 1号機。1936年5月に実施された試験では,1エンド側を先頭に走行すると,2エンド側の切妻側を先頭にした場合に比べて空気抵抗が9%低減したとの結果が出たそうで,流線形の効果はそれなりにあったようです。
(2026/05/31追加)
No.136-26
1986年10月10日
EF55 1
高崎第二機関区


背後には青大将のEF5893の姿も見えます
(2022/12/20ワイド化)
No.136-27
1986年10月10日
EF55 1
高崎第二機関区


3分割された正面窓は傾斜が付いており太いピラーが目立ちます。
(2026/05/31追加)
No.137-19
1986年10月10日
EF55 1
高崎第二機関区
2エンド側運転台は当初前照灯もないような簡易運転台でしたが不便なため1938年に本線運転可能な仕様に整備されています。
(2022/12/20ワイド化)
No.137-21
1986年10月10日
EF55 1
高崎第二機関区
パンタグラフを降ろして回転するEF55 1号機
(2026/06/01追加)
No.145-23
1987年3月30日
EF55 1
高崎第二機関区
3月末に再訪した際ナンバープレートを撮影
(2026/07/06追加)
No.145-24
1987年3月30日
EF55 1
高崎第二機関区



ローアングル,この角度が落ち着きます。
(2026/07/06追加)
No.D700_150718-60
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
できるだけ低い位置から特徴ある流線形の前頭部を狙ってみました。とにかく暗いので露出に苦労します。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-66
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
ナンバープレートとメーカーズプレート。昭和11年日立製です。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-165
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
禁止の立て札が邪魔。最近どこに行ってもありますが,非常識な最低人間のレベルに合わせて一般人が迷惑する図式。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-344
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
東洋電機製のPS-14。EF58やEF15と同じ大型パンタグラフ。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-353
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
1END側運転席部分。窓のない扉が異様に感じます。太平洋戦争時に機銃掃射を受けた後が残っているという生き証人です。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-354
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
この日は12時と15時にターンテーブル回転イベントがあり,汽笛吹鳴も行われました。
(2015/07/19追加)
No.D700_150718-372
2015年7月18日
EF55 1
鉄道博物館
2END側。ホームの屋根がかかってしまいます。せせこましいスペースにプラットホームとか建て過ぎ
(2015/07/19追加)

 2005年10月2日 ページ新設
 2022年12月20日 写真ワイド化完了
 2022年12月20日 キャプション欄左右入替完了
 2022年12月20日 形式一覧表を追加


■ 参考文献
 20世紀なつかしの機関車 山と渓谷社
 Wikipedia 国鉄EF55形電気機関車


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