ED40
 ED40は鉄道院のアプト式直流電気機関車で,1919年から1923年までに国鉄が初めて導入した国産電気機関車として14両が鉄道院大宮工場で製造されました。製造当初は100201002010033と称し,1928年10月の車両形式称号規程改正によりED40ED40 1ED40 14に改称しています。信越本線横川‐軽井沢間で使用され,老朽化とED42の増備により1943年7月から廃車が始まり1952年3月までに全機廃車となりました。
形式 機関車番号 製造年 製造所 主な仕様・差異
10020

ED40
1‐14 1919‐1923 鉄道院大宮工場 電気方式:直流600V,第三軌条・架空電車線方式併用,全長9,924mm,主電動機:240kW直流直巻電動機x2基,抵抗制御,定格出力470kW,最高運転速度:粘着区間25km/h,ラックレール区間18km/h
ED40 10
No.D850_221112-106
2022年11月12日
ED40 10
鉄道博物館
鉄道博物館のED40 10号機。運転台は横川方の2END側のみ設置。左側にはED40現役時代の碓井第三橋梁の貴重なパネルも展示されています。
No.D700_150718-48
2015年7月18日
ED40 10
鉄道博物館
2015年に訪問した際にはフィギュアを使って点検作業の様子が再現されていました。
(2024/08/31追加)
No.D700_150718-51
2015年7月18日
ED40 10
鉄道博物館



ラックレールとともに展示されているED4010号機
(2024/08/31追加)
No.D850_221112-098
2022年11月12日
ED40 10
鉄道博物館
軽井沢方を向く1END側には運転台はなく,連結器上に張り出す形で発電ブレーキ用の抵抗器室が設置されています。[1]エンド表示の下に朱色に塗られた集電靴が装備されています。
No.D850_221112-101
2022年11月12日
ED40 10
鉄道博物館
赤い塗装の入ったロッドが目立つ下回りは電機というより蒸機に近い印象を持ちます。また車体中央上部にパンタグラフが1基設置されている点や車体の前後が非対称な点も本形式の特筆できるポイントといえます。
No.D850_221112-102
2022年11月12日
ED40 10
鉄道博物館
連結器上部に抵抗器室が張り出す構造は一度見たら忘れられません。
No.D850_221112-108
2022年11月12日
ED40 10
鉄道博物館



2重屋根を切妻にしたような横川方正面

 2024年8月30日 ページ作成開始
 2024年8月30日 ページ新設


■ 参考文献
 Wikipedia 国鉄ED40形電気機関車


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