DD15

 DD15は,DD13に脱着式除雪装置を搭載した機関車で,DD13同様DMF31SBエンジン(500ps)を2基搭載しています。DD15特有の装備としては運転台のシールドビーム補助前照灯,窓の雪切り,ランボード上のラッセル装置緊締用ブラケットがあります。軽量化のため台枠をDD13の200mmから150mmに薄く,また燃料タンク容量は2,000Lから1,500Lに縮小されました。1961年11月〜1972年に0番台1〜46と300番台301〜304の計50両が製造されました。大型のプラウ形ラッセル装置は,装着すると軸重が15.5tに達することから一部の路線には入線ができず,DE15が開発されるとともに製造が終了しています。300番台は,台車がDT113Dから歯車の強度を高めたDT113Fに変更されています。

形式 番台区分 番号 主な仕様
DD15 0番台 1-46 1961年から製造された基本型。台車はDT113Dを装備する。
300番台 301-304 1966年からDD13の台車改良に合わせて製造され,台車をDT113Fに変更。

DD15 0番台
DD15 4
No.N9001-22
1990年3月11日
DD15 4
東北本線 利府
利府駅構内に留置されていたDD154号機。
(2006/10/18追加 2022/11/23ワイド化)
DD15 10
No.4-16
1986年8月6日
DD15 10
北陸本線 敦賀
運転室上部のシールドビームや旋回窓がいかめしい10号機。
(2022/11/23ワイド化)
DD15 14
No.D200_100228-94
2010年2月28日
DD15 14
北陸本線 糸魚川
運転席上部のシールドビーム補助前照灯ととプラウ上の前照灯を点灯させたDD15 14号機
(2022/11/23追加)
No.D200_100228-126
2010年2月28日
DD15 14
北陸本線 糸魚川
赤レンガ庫で行われたキハ52撮影会に華を添えた富山地域鉄道部所属のDD15 14。
(2010/03/07追加 2022/11/23ワイド化)
No.D200_100228-128
2010年2月28日
DD15 14
北陸本線 糸魚川
糸魚川駅構内を走るDD15。プラウを付けての走行を目にすることはめったに無いので感動しました。
(2010/03/07追加 2022/11/23ワイド化)
DD15 30
No.184-29
1990年2月11日
DD15 30
七尾機関区
冬の北陸ときめき号運転の際,C571と並んで展示されたDD15です。能登路の冬の顔です。
(2006/10/01追加 2022/11/23ワイド化)
No.D700_190810-050
2019年8月10日
DD15 30
津山まなびの鉄道館



津山に保存されていたDD1530と29年半ぶりの再会。プラウに格納される自動連結器が出ているのは初めて見ました。
(2022/12/01追加)
No.D700_190810-088
2019年8月10日
DD15 30
津山まなびの鉄道館



扇形車庫で車体側面を撮影するのはとても難しい。
(2022/12/01追加)
DD15 37
No.D200_090817-163
2009年8月17日
DD15 37
小樽市総合博物館(手宮)
手宮に保存されている37号機。保存状態は良好です。
(2009/08/20追加 2022/11/23ワイド化)

 2006年9月24日 ページ新設
 2022年11月23日 番台区分一覧表を追加
 2022年11月23日 写真ワイド化完了
 2022年11月23日 キャプション欄左右入替完了

■参考文献
 最新JR機関車 ヤマケイレイルブックス12 広田尚敬 坂正博 山と渓谷社 2002年3月
 Wikipedia 国鉄DD15形ディーゼル機関車


Kano鉄道局TOP 蒸気機関車 電気機関車 ディーゼル機関車 客車 電車 気動車 新幹線