211系

 211系は従来の113系115系の置き換え用として1985年に登場した形式で,ステンレス車体,DT50B,TR235Bなどのボルスタレス台車,主電動機は出力120kWのMT61型直流直巻電動機,界磁添加励磁制御,抑速回生ブレーキを備え,軽量化により2M3T編成を実現しています。なおJR東海向け6000番台は1M方式となっており主電動機には120kWのC-MT64Aを搭載しています。

■ 新製車
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様相違点
クモハ211 0番台 1-2 1985 奇数向き,東海地区向け,セミクロスシート,パンタグラフPS21,制御装置,励磁装置,主抵抗器搭載,台車DT50B,定員118名
1000番台 1001-1011 1985-1986 寒地向け,セミクロスシート,半自動扉,耐雪ブレーキ,スノープラウ装備
3000番台 3001-3062 1985-1991 寒地向け,ロングシート,先頭台車にスノープラウ設置,定員142名
5000番台 5001-5048 1988-1989 JR東海,冷房C-AU711D×2,ロングシート,主電動機C-MT61A,制御装置C-CS57A,定員146名
5600番台 5601-5620 1989-1990 JR東海,パンタグラフC-PS24A,定員146名
6000番台 6001-6009 1990-1991 JR東海,1M方式,ロングシート,主電動機C-MT64A,制御器C-CS59A
クモロ211 - 1 1988 ジョイフルトレイン「スーパーサルーンゆめじ」
モハ211 0番台 1-12 1985-1986 東京口向け,セミクロスシート,モハ210-1〜とユニット組成,パンタグラフPS21,制御装置,励磁装置,主抵抗器搭載,台車DT50B,定員132名
2000番台 2001-2030 1985-1991 暖地向け,ロングシート,モハ210-2001〜とユニット組成,定員156名
モハ210 0番台 1-14 1985-1986 クモハ211-0番台,モハ211-1〜とユニット組成暖地向け,セミクロスシート,190kVA MG,CP搭載,定員132名
1000番台 1001-1011 1985-1986 寒地向け,セミクロスシート,半自動扉,耐雪ブレーキ装備
2000番台 2001-2030 1985-1991 暖地向け,ロングシート,モハ211-2001〜とユニット組成,定員156名
3000番台 3001-3062 1985-1991 寒地向け,ロングシート,クモハ211-3001〜とユニット組成,定員156名
5000番台 5001-5068 1988-1990 JR東海,冷房C-AU711D×2,ロングシート,定員157名
モロ210 - 1 1988 ジョイフルトレイン「スーパーサルーンゆめじ」
クハ211 0番台 1-6 1985-1986 奇数向き,暖地向け,セミクロスシート,トイレ有,台車TR235B,定員108名
2000番台 2001-2022 1985-1991 奇数向き,暖地向け,ロングシート,トイレ有,定員132名
クハ210 0番台 1-8 1985-1986 偶数向き,暖地向け,セミクロスシート,トイレ有,台車TR235B,定員108名
1000番台 1001-1011 1985-1986 寒地向け,セミクロスシート,半自動扉,耐雪ブレーキ装備
2000番台 2001-2022 1985-1991 偶数向き,暖地向け,ロングシート,トイレ有,定員132名
3000番台 3001-3062 1985-1991 偶数向き,寒地向け,ロングシート,トイレ有,定員132名
5000番台 5001-5057 1988-1991 JR東海,冷房C-AU711D×2,ロングシート,トイレ無し,定員146名
5300番台 5301-5320 1989-1990 JR東海,冷房C-AU711D×2,ロングシート,トイレ有,定員143名
サハ211 0番台 1-14 1985-1986 暖地向け,セミクロスシート,定員132名
1000番台 1001-1022 1985-1986 寒地向け,セミクロスシート,半自動扉,耐雪ブレーキ装備
2000番台 2001-2030 1985-1991 暖地向け,ロングシート,定員156名
3000番台 3001-3124 1985-1991 寒地向け,ロングシート,定員156名
5000番台 5001-5020 1988-1989 JR東海,冷房C-AU711D×2,ロングシート,定員157名
サロ213 Tsd 1-8 1989-1991 2階建て,後位側に便・洗面所設置 (100番台はサロ125・124からの改造)
サロ212 Tsd' 1-8 1989-1991 2階建て (100番台はサロ124からの改造)
サロ211 Ts 1-6 1985-1986 東京口用,後位寄りにトイレ有,定員64名,2005年高シマ転属・耐寒耐雪化改造で原番号+1000番
サロ210 Ts' 1-6 1985-1986 東京口用,前位寄りに車掌室有,定員64名,2006年高シマ転属・耐寒耐雪化改造で原番号+1000番

クモハ211 1-2
No.141-30
1987年2月22日
カキC2編成
クモハ211-1他 4両
東海道本線 幸田←岡崎
浜松/奇 クモハ211-1+モハ210-13+サハ211-13+クハ210-7 米原

大垣電車区の211系C1とC2編成は青22号と白3号ラインで登場しましたが,1988年12月に湘南色に変更されました。
(2015/01/18追加 2023/05/13ワイド化)
クモハ211 3001-3062
No.116-12
1986年1月17日
シマA2+A3編成
クモハ211-3002他 10両
試9934M
東海道本線 芦屋→西ノ宮
奇 クモハ211-3002+モハ210-3002+サハ211-3003+サハ211-3004+クハ210-3002+クモハ211-3003+モハ210-3003+サハ211-3005+サハ211-3006+クハ210-3003

川重兵庫工場で新製された新前橋電車区向け211系3000番台A2+A3編成の試運転。奇数向きのクモハ211-3002が最後尾になっています。新前橋区に投入された211系は2M3Tの5両,A編成とB編成で,A編成(A1-A46)は3000番台のロングシート車,一方のB編成(B1-B11)はセミクロスシート車となっています。
(2015/01/12追加 2023/05/15再スキャン)
No.D200_070430-3
2007年4月30日
タカA+C編成
クモハ211-3000番台他 15両
東北本線 東鷲宮→栗橋
宇都宮/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+サロ213+サロ212+クモハ211+モハ210+クハ210 上野

田んぼの水鏡に映える211系15両編成。小さくて判りにくいですが,上野方(写真左)から3両+2階建てサロ212-平屋サロ211+5両+5両という変化に富む編成です。
(2023/05/13ワイド化)
No.D700_121209-48
2012年12月9日
タカC17編成
クモハ211-3012他 10両
高崎線 本庄←岡部
高崎/奇 クモハ211-3012+モハ210-3012+サハ211-3023+サハ211-3024+クハ210-3012+サロ213-1122+サロ212-1111+クモハ211-3011+モハ210-3011+クハ210-3011 上野

岡部ー本庄のアウトカーブをゆく高タカ211系C17編成。高崎方の6-10号車は2M3Tのロングシート車,旧A12編成をそのまま,5号車と4号車に2階建てサロを組み込み,上野方には旧A11編成からサハ2両を抜いたMcM'Tcを連結し10両編成を構成しています。
(2023/05/13追加)
No.D700_121209-53
2012年12月9日
タカC10編成
クモハ211-3020他 10両
高崎線 本庄←岡部
高崎/奇 クモハ211-3020+モハ210-3020+サハ211-3039+サハ211-3040+クハ210-3020+サロ210-1002+サロ213-1002+クモハ211-3017+モハ210-3017+クハ210-3017 上野

岡部ー本庄のアウトカーブをゆく211系10両編成。
(2023/05/13ワイド化)
クモハ211 5001-5048
No.D700_170209-004
2017年2月9日
シンK105+K編成
クモハ211-5008他 6両
快速
中央本線 名古屋
多治見/奇 クモハ211-5008+モハ210-5008+クハ210-5008+クモハ211+モハ210+クハ210 名古屋

中央線運用に充当される神領区K105編成。211系5000番台はロングシート車となっています。
(2023/05/13シャドー調整)
クハ210 1-8
No.128-21
1986年6月2日
チタN1編成
クハ210-1他 10両
東海道本線 横浜←川崎
東京/奇 クハ211-1+サハ211-1+モハ211-1+モハ210-1+サハ211-2+サロ211-1+サロ210-1+モハ211-2+モハ210-2+クハ210-1 静岡

モハ211-1+モハ210-1のユニットを含むチタN1編成。新製時の編成で。その後4号車を2階建てサロ212-1に置き換えています。
(2023/05/13追加)
No.128-22
1986年6月2日
チタN2編成
クハ210-2他 10両
東海道本線 横浜→川崎
東京/奇 クハ211-2+サハ211-3+モハ211-3+モハ210-3+サハ211-4+サロ211-2+サロ210-2+モハ211-4+モハ210-4+クハ210-2 静岡

第2番目に落成したN2編成
(2023/05/15追加)
No.190-13
1990年6月2日
チタN3+N編成
クハ210-3他 15両
東海道本線 新橋→品川
東京/奇 クハ211+サハ211+モハ211+モハ210+クハ210+クハ211-3+サハ211-5+モハ211-5+モハ210-5+サハ211-6+サロ211-3+サロ210-3+モハ211-6+モハ210-6+クハ210-3 静岡

田町駅撮り。東京方に2000番台車5両の付属編成を付けたフル編成。
(2023/05/18追加)
クハ210 1001-1011
No.134-34
1986年10月6日
シマB11編成
クハ210-1011他 10両
東北本線 東十条付近
大宮/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-1011+モハ210-1011+サハ211-1021+サハ211-1022+クハ210-1011 上野

東北本線と高崎線の普通運用に充当される新前橋区の211系,手前はB11編成。
(2015/01/17追加 2023/05/13ワイド化)
No.D200_071125-100
2007年11月25日
タカB10編成
クハ210-1010他 5両
東北本線 蒲須坂→氏家
黒磯/奇 クモハ211-1010+モハ210-1010+サハ211-1019+サハ211-1020+クハ210-1010 宇都宮

すすきが多く下り列車には車体にかかる状態です。上りはなんとか撮影できました。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_071215-7
2007年12月15日
タカB7編成他
クハ210-1007他 10両
東北本線 氏家←蒲須坂
黒磯/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-1007+モハ210-1007+サハ211-1013+サハ211-1014+クハ210-1007 宇都宮

10両編成の東北本線上り普通列車。手前5両はタカB7編成でセミクロスシート仕様になっています。
(2023/05/13追加)
No.D200_071215-35
2007年12月15日
タカB10編成
クハ210-1010他 5両
東北本線 蒲須坂←氏家
黒磯/奇 クモハ211-1010+モハ210-1010+サハ211-1019+サハ211-1020+クハ210-1010 宇都宮

上の場所を西側から下り普通列車・211系タカB10編成を後追い撮影。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_100117-001
2010年1月17日
タカB3編成他
クハ210-1003他 10両
東北本線 蒲須坂←片岡
黒磯/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-3003+モハ210-3003+サハ211-3005+サハ211-3006+クハ210-3003 宇都宮

冬の朝,築堤をゆく10両編成。パンタグラフはシングルアームに交換されています。
(2023/05/13追加)
クハ210 3001-3062
No.116-12
1986年1月17日
シマA2+A3編成
クハ210-3003他 10両
試9934M
東海道本線 芦屋→西ノ宮
奇 クモハ211-3002+モハ210-3002+サハ211-3003+サハ211-3004+クハ210-3002+クモハ211-3003+モハ210-3003+サハ211-3005+サハ211-3006+クハ210-3003

川重兵庫工場で新製された新前橋電車区向け211系3000番台A2+A3編成の試運転。
(2023/05/15追加)

No.311-28
1993年9月26日
ヤマY3058編成他
クハ210-3058他 10両
東北本線 野木←間々田
奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-3058+モハ210-3058+サハ211-3115+サハ211-3116+クハ210-3058 上野

小山電車区の3000番台10両による上り普通列車。まだサロが組み込まれていない時代。211系3000番台は寒地向けロングシート仕様です。
(2023/05/22追加)
No.D200_070430-40
2007年4月30日
タカC16編成
クハ210-3009他 10両
東北本線 栗橋→東鷲宮
宇都宮/奇 クモハ211-3010+モハ210-3010+サハ211-3019+サハ211-3020+クハ210-3010+サロ213-1104+サロ212-1119+クモハ211-3009+モハ210-3009+クハ210-3009 上野

211系10両・タカC16編成による東北本線上り列車。4,5号車は2階建てサロ212,サロ213,6号車はクハで白い断面が見えます。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_071125-93
2007年11月25日
タカA32編成
クハ210-3032他 5両
東北本線 蒲須坂→氏家
黒磯/奇 クモハ211-3032+モハ210-3032+サハ211-3063+サハ211-3064+クハ210-3032 宇都宮

ロングシート仕様の高タカA32編成による上り普通列車
(2023/05/13追加)
No.D200_071215-11
2007年12月15日
タカA27編成
クハ210-3027他 5両
東北本線 氏家←蒲須坂
黒磯/奇 クモハ211-3027+モハ210-3027+サハ211-3053+サハ211-3054+クハ210-3027 宇都宮

5両編成の上り普通列車。黒磯寄りの2両が動力車となtっています。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_090813-23
2009年8月13日
タカC10+A編成
クハ210-3017他 15編成
東北本線 東鷲宮←栗橋
宇都宮/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-3020+モハ210-3020+サハ211-3039+サハ211-3040+クハ210-3020+サロ210-1002+サロ213-1002+クモハ211-3017+モハ210-3017+クハ210-3017 上野

大カーブを快走する15両フル編成。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_090813-26
2009年8月13日 07:49
タカC15+A編成
クハ210-3015他 15両
東北本線 東鷲宮←栗橋
宇都宮/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-3047+モハ210-3047+サハ211-3093+サハ211-3094+クハ210-3047+サロ213-1102+サロ212-1104+クモハ211-3015+モハ210-3015+クハ210-3015 上野

大カーブを快走する15両フル編成。上野方のC15編成は,小山電車区に配置されていたY3047編成の2M3Tに2階建てサロ2両,それにA15編成からサハ2両を抜いたMcM'Tcを連結した10両で構成されています。
(2023/05/13追加)
No.D200_090813-98
2009年8月13日 11:31
タカC15+A編成
クハ210-3015他 15両
東北本線 東鷲宮←栗橋
宇都宮/奇 クモハ211+モハ210+サハ211+サハ211+クハ210+クモハ211-3047+モハ210-3047+サハ211-3093+サハ211-3094+クハ210-3047+サロ213-1102+サロ212-1104+クモハ211-3015+モハ210-3015+クハ210-3015 上野

上と同じC15編成による上り列車を天候が回復した同区間で撮影。
(2023/05/13追加)
No.D200_100117-009
2010年1月17日
タカA33編成
クハ210-3033他 5両
東北本線 蒲須坂←片岡
黒磯/奇 クモハ211-3033+モハ210-3033+サハ211-3065+サハ211-3066+クハ210-3033 宇都宮

高崎の5両A33編成。A編成はオールロングシート車となっています。
(2023/05/13追加)
No.D200_100117-012
2010年1月17日
タカA30編成
クハ210-3030他 5両
東北本線 蒲須坂←片岡
黒磯/奇 クモハ211-3030+モハ210-3030+サハ211-3059+サハ211-3060+クハ210-3030 宇都宮

順光の蒲須坂築堤を走る211系タカA30編成。
(2023/05/13ワイド化)
No.D200_100117-016
2010年1月17日
タカA1編成
クハ210-3001他 5両
東北本線 蒲須坂←片岡
黒磯/奇 クモハ211-3001+モハ210-3001+サハ211-3001+サハ211-3002+クハ210-3001 宇都宮

3000番台トップナンバーのタカA1編成
(2023/05/13追加)
No.D700_121209-26
2012年12月9日
タカC10編成
クハ210-3017他 10両
高崎線 岡部←深谷
高崎/奇 クモハ211-3020+モハ210-3020+サハ211-3039+サハ211-3040+クハ210-3020+サロ210-1002+サロ213-1002+クモハ211-3017+モハ210-3017+クハ210-3017 上野

岡部構内に進入する高タカ211系C10編成,後追い撮影です。高崎方の6-10号車は2M3Tのロングシート旧A20編成をそのまま持ってきて5号車と4号車に平屋と2階建てサロを組み込み,上野方には旧A17編成からサハ2両を抜いたMcM'Tcを連結し10両編成を構成しています。
(2023/05/13ワイド化)
クハ210 5301-5320
No.D700_170209-003
2017年2月9日
シンK13編成+B405編成
クハ210-5308他 6両
中央本線 名古屋
多治見/奇 クモハ313-1305++クハ312-1305
+クモハ211-5025+モハ210-5025+サハ211-5011+クハ210-5308 名古屋

手前が多治見方面。名古屋から折り返し普通多治見行き運用となる神領区K13編成。米原方に313系B405編成2両が増結されていました。
(2023/05/13シャドー調整)

 2012年12月24日 ページ作成開始
 2012年12月28日 ページ新設
 2023年4月30日 キャプション欄左右入替完了
 2023年5月13日 写真ワイド化完了
 2023年5月14日 新製車一覧表を追加
 2023年5月14日 イベント毎昇順から形式番台区分毎・時系列降順に並べ替え
 2023年5月14日 新製車一覧表から写真へのリンクを設置
 2023年9月7日 Safariで半角数字列が電話番号リンクされるのを無効化


■参考文献
 特集:近郊形電車 鉄道ファン Vol.26 No.302 1986年6月号 交友社
 JR電車編成表 '92冬号 1992年1月 ジェ−・アール・アール
 Wikipedia 国鉄211系電車


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